最近の路線バスって、製造メーカーが集約されてしまって代わり映えがしません。個性がないというのかな、これは自動車にも言えることなんですけど、バスの世界も似たようなものです。
そんな中ですが、塗色で個性を出しているケースがあります。
![SN3J3749.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/2/e5fe0b237606f16265698ceb5738354d99df54e8.03.2.2.2.jpg?thum=53)
これは、大阪市営バスで、バスはいすゞのエルガですが、塗色は私にとっては懐かしい昔の大阪市営バスの塗色、いわゆるゼブラバスとよばれる濃緑に細い白線が入った塗色が特徴の車体です。塗色といっても、実際にはラッピングになっていますが。
ついでに、窓の部分は、やはり昔のバスに多く見られた「バス窓」をイメージしています。
昔の塗色って、手間がかかるものなのですが、今のバスの塗色にはない味のあるものだと思います。このゼブラバスの塗色はいつまで見られるのかわかりませんが、我孫子町に住んでいた子どもの時によく見ていたので、ちょっとうれしくなります。
懐かしい塗色つながりで、先日東舞鶴から高速バスを待っていた時に、京都交通の路線バスをみかけました。
![SN3J3873.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/2/1d6a3b688a4decca5560c3a73e973822c0343e67.03.2.2.2.jpg?thum=53)
ちょっと年季が入った日野レインボーなのですが、この塗色は会社更生法を適用して倒産した旧京都交通当時の最晩年の塗色です。すっきりした塗色でしたが、現在の京都交通(日本交通が支援した新会社)になってからは、新しい車両はクリーム色のもっとシンプルはすっきりした塗色になっています。写真のような古いバスにあっては、依然として旧京都交通当時の塗色になっているようです。
このバスも、結構古いのでいずれは新しいバスに置き換えられてしまうかもしれませんから、貴重な写真になるかも。