|
テーマ:気になったニュース(30250)
カテゴリ:ニュース
南海電鉄は2019年3月26日(火)、「みさき公園」事業から撤退すると発表しました。
大阪府岬町の、南海本線みさき公園駅すぐにある「みさき公園」。1957(昭和32)年に南海電鉄創業70周年記念事業として開園して以来、動物園やイルカショーを核に、自然につつまれた総合遊園地として発展してきたものの、レジャーの多様化によって来場者数が減少しているとのこと。1989(平成元)年度に約72万人だった年間来場者数は、2017年度には約36万人と、ピークの半分になっていました。 新イルカ館「シャイニースタジアム」の建設や、鉄道体験施設「わくわく電車らんど」の新設などによって需要喚起をしてきたものの、来場者の減少に歯止めがかからず、抜本的な収支改善に至らなかったといいます。 2017年度は入園者数36万3000人、営業収益が8億6200万円で、営業損益が3億2600万円の赤字。そうしたなか、南海電鉄としては「みさき公園」事業の継続が困難であると判断し、2020年3月31日をもって同事業から撤退することを決めたそうです。 なお南海電鉄は、「みさき公園」事業から撤退するものの、同公園の今後については地元の岬町とも十分に協議していきたいとしています。【乗り物ニュースから引用】 みさき公園といえば、大阪府南部っていうかほとんど和歌山に近い場所にある遊園地で、私も学校の遠足などで行きました。南海本線のみさき公園からすぐにあって列車で行くにはとても便利なのですが、車で行くと国道26号線の大渋滞に引っかかるというのが難点でしたね・・・。 みさき公園は、本文にもありましたように1957年に南海直営の遊園地として誕生、遊具はもちろんのこと、動物園や水族館も併設されているし、海も近いのでほかの遊園地にない魅力があったと思います。私の実家のある堺市から近い遊園地は、狭山町(現・大阪狭山市)にあった同じ南海直営のさやま遊園でしたが、私はみさき公園の方が好きでした。 しかし、関西ではUSJの開園というのが大きな影響を与えているんですね。宝塚ファミリーランドや阪神パーク、あやめ池遊園やさやま遊園もそうだったのかな、軒並み遊園地が閉園になってしまいました。私の子どもたちが保育児の頃には大きな遊園地に行くのはなかなか大変だったので、安心して遊べる遊園地としてこれらの遊園地があったのですけど、今ではひらかたパークやこのみさき公園くらいになってしまいました。そのみさき公園がなくなってしまうとは・・・。 南海電鉄としてもいろいろ手を加えているとは思うのですが、やはりUSJの影響は大きいのかな。個人的に学生最後の遠足として高校三年の時に行って以来行ったことはないのですが、数年前のリニューアル後に登場した「わくわく電車ランド」には行ってみたいなぁってね。どうせなら、京都の梅小路に対抗して、ここでは南海のみならず「私鉄の鉄道博物館」みたいにしてくれたらいいなぁなんてね。 ちなみに、私の学生時代最後の遠足もここでして、しかも移動するためのお金がなくて、自宅のある堺から自転車で泉南市の樽井駅まで移動、樽井からみさき公園まで列車で行きました。帰りもその逆ルート、しかも雨まで降ってくるし、散々な遠足だったのを覚えています。 それから、亡き父がみさき公園の最寄駅であるみさき公園駅の改修をしていたという話を生前に聞いたことがあります。今のように列車の本数がたくさんある時期ではなかったので、どうしても中断できない作業があった場合は、わざと鉄道信号を「赤」にして悠々と作業したとか・・・。なんともおおらかな時代というかねぇ。 話を戻して、水族館のイルカショーのレベルが高いという話も聞くし、何かいい存続方法が見つかればいいですね。なかなか厳しそうだけど・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年03月26日 23時21分40秒
コメント(0) | コメントを書く
[ニュース] カテゴリの最新記事
|