サグラダファミリア
3年前のスペインへ行ったときの話。昨日まで、帰路の話を書いてたのに、また、バルセロナでの話に戻る・・行ったり、来たり・・まっ、いいですよねバルセロナ滞在中のある日の午後夕刻少し前のこと。せっかくスペインまで来たんだから、今日は仕事を少し早めに切り上げて、どこか見に連れて行ってあげようと、スペイン人のセールスマネージャはおっしゃってくださる。ああ気遣いがありがたいでも、そんなに観光地を調べてきたわけではない。でも、バルセロナと言えばガウディ。サグラダファミリア教会に行くことになった。1983年の建築から100年を経過して、まだ建築中。写真でも塔の後ろあたり、まだ造っている最中と言うのがよくわかる。献金や入場料など浄財のみで建築しているそうな。完成までには、まだ数十年とも百年とも言われている。スペインには400年かけてつくった教会もあるらしい。さすがスペイン。時間軸の捉え方が違う、と思った。浄財で建てるというのも、敬虔さの現れでしょうか。国民の大多数はカトリック信者と言う。話はあちこち飛びます。ある日、スペインの壁掛けカレンダーがあったので見てたら、各日付の下に何か名前が書かれている。しかもどの日もどの日も書かれている。これは、聖人の方々の名前だそうで、毎日、○○聖人の日、というふうに決まっているそうだ。さすがカトリックの国。同行したエンジニアも日曜に教会に行くと言っていた。でも、信心というよりは、人とのコミュニケーションが目的と言っていた。彼によると、教会はコミュニケーションの場であると。それも一理あって楽しいとは思うが、それだけでは寂しいような気もする。スペインはかつてイスラム教下におかれた時代もあった。イスラム教的なものが残っていたりする。味わいのある独自の文化を形成しているいいですね、スペイン。話を戻します。サグラダファミリアは、内部はまったくの建築中(3年前・・たぶん今も)。塔には登れたようだがパスして、地下の広い展示場に。建築の100年の歩みなどもあって興味深かった。案内看板は、観光地だけあって数ヶ国語併記(5,6ヶ国語だったと思う)。書かれる言語の中で英語の順位がそれほど高くなかったのが印象的。この展示場の中で、なんと、1箇所だけ日本語が併記されているところがあった。そこには作業場があって、いろいろ芸術的なものをつくっているとのこと。そして、その中のお一人は日本人とのこと。だから、日本語も書かれているんだ。さっきの写真とは、ちょうど逆の入り口側の前でも写真を撮ったが、視界に車がデーンと写っているため掲載は見送り。。。今回のスペインでは、観光地はサグラダファミリアとエスパーニャ広場のみだった。でも、それ以上に、いろいろなところで文化にふれられた満足感があった。ところで、そんな中のある日、夕食を食べに港の近くのレストランに行ったところ、思いがけないことが起こった・・つづく・・