毎日冴えない天気が続き、虫の方はサッパリである。良いネタがないので、今日もサボろうかと思っていたところ、内玄関横の外壁にチョウバエが止まって居るのを見付けた。
横幅約4mm。「チョウバエ」(蝶蠅)と言っても、触角は糸状で長いからハエの仲間ではなく、蚊の仲間(糸角亜目)である。ハエ、アブは触角が通常3節しかない。
図鑑やInternetを調べると、この写真の虫はどうも普通のオオチョウバエよりも毛深い。チョウバエの仲間は日本に30種も居るそうなので、別種の可能性もあるが、翅の紋は基本的にオオチョウバエと同じなのでオオチョウバエとしておいた。余り自信はない。
オオチョウバエ.横幅4mm(2007/10/03)
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オオケチョウバエ、オオケチョウカの名前もある。浄化槽、排水溝、汚水槽、下水管等で発生し、普通は風呂場や台所に居る虫である。それが何故か屋外に居た。屋外に居ればリッパに「我が家の庭の生き物」で、このWeblogに載せることが出来る。
この虫、どの書物にも載っている有名な衛生害虫で、当然、日本の在来種だと思っていたら、1962年に神奈川県で初めて見いだされた外来種とのこと。結構意外な虫が外来種で、時々驚かされる。
頭の方からみたオオチョウバエ.角度が違うと色が違って見える(2007/10/03)
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実のところ、こんな衛生害虫は余り載せたくない。早く秋らしく爽やかで、日差しも心地よく、虫の沢山来る天気になって欲しいものである。