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テーマ:日々自然観察(9872)
カテゴリ:植物(草本)
このニホンズイセン、祖父祖母の時代からある代物で、中々花が着かないので評判?のスイセンである。私がまだ小さい頃、藤の根元の傍に植わっていたのを憶えているが、恐らく戦前からあったものと思われる。畳半分位の広さにビッシリと生えているにも拘わらず、花は毎年2~3しか着かなかった。
家を改築したとき、何故この咲かない水仙を後生大事に取って置いたのか、どうも良く分からない。もっと珍しい植物が沢山あったのに、その殆どは放棄されてしまったのである。恐らく、他界した父にとっては、何か特別の思い出があったのであろう。 改築後は植木鉢に入れられていたが、世話も不充分で、辛うじて枯れないで居る、と言う状態であった。父母に代わって私がこの家に住む様になって暫くしてから、この「由緒ある」スイセンを10数年ぶりに咲かせてみようと思い立った。容易に咲いてくれなかったが、数年間の努力が実って、昨年は中型の植木鉢に10以上の花を咲かせることが出来た。 しかし、今年は花が2本しか着かなかった。昨年、花芽が分化する丁度その時期に、水をやり忘れて日干しにしてしまったからである。今年はチャンと管理して、来年はまた沢山花を咲かせるつもりで居る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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