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カテゴリ:保護家の仔達
宮崎県内のみですが、明日AM9:45~ 保護家が放送されます。 今回取り上げて頂くのは、保護家の「ニック」という犬です。 ニックは、二年前に管理所からレスキューしました。 他の犬に攻撃性があると、判定に落ち、 今からガス室に向かうと…殺処分だと言われ、 急遽レスキューした子でした。 ニックは、これまで多くのボランティアさんを 咬んできました。 正確に言うと、走って、飛びついて、襲いかかるのです。 正直言うと、最初はそこまで酷くはありませんでしたが、 「咬む」=「怖い」=「心に距離が出来る」 =自分が拒絶されている と感じ、カーッと来てしまう。 自分の感情をコントロールできない… それがニックでした。 ニックはとても敏感な子で、他の犬よりも、 人間の感情を身体から感じ取る能力がある… そんな子だったから、 力で抑えつけても無意味だし、こちら側が抱えてる感情が 全てニックに伝わってしまい、襲い掛かってしまうのです。 本来ならば、「咬むから気を付けて」という言葉を出してしまうと、 その言葉から恐怖心を与えてしまう。 それもニックが心を閉ざしていった原因かと思いますが、 ただ歯を当てる程度ではなく、大けがをする程の咬みなので、 その言葉を出さざる得ませんでした。 絶対に人を咬ませてはいけない。 絶対に人にけがさせてはいけない。 ニックを群れから離し、ニックだけの場所を増築しました。 私の事務部屋の隣に広さ12畳ほどの庭を作りました。 ニックはいつもここに一人でいます。 ニックは、私だけには、心許してくれました。 もちろん、私も何度か咬まれたことありますが、 それは、ニックの気持ちをおざなりにした 私のちょっとしたミスが原因でした。 なぜ、ニックは私だけは襲わないのか… 最初の頃は、ニックに触れる時、 皆と同じように恐怖心はありました。 ですが、「あ~…今夜の夕飯何にしようかなぁ」とか、 いつの間にか、触りながら違う事をボーっと考えていたのです。 そのボーっとした性格が、 それがニックの警戒心をなくし、 私という人間を受け入れるきっかけだったとの事でした。 あともう一つ、須崎トレーナーから指摘された 理由があるのですが、 それは、明日の放送で流れるかもしれないので、 ブログでは今日はとめておきますm(__)m (その部分が放送されなかったら後日ブログにて) ニックには・・・ 私しか居ません。 だから、いつも考えてました。 みんながケガ無くお世話するにはどうしたら良いのか…と。 もし、もしも、 私が急死したらニックはどう生きて行けばよいのか… 私が命を絶つときは、ニックと無理心中するしかないのか… 我が子の事よりも、残して逝くニックが気がかりでした。 そんなときに、テレビ局からヒューマンドッグトレーナー 本当は違う企画内容でしたが、須崎さんが普通のトレーナーではなく、 犬だからではなく、その子一人一人の心を感じ取って 躾や訓練ではなく、飼主とその子との関係性から 改善していく方法をみつけていくという方だと知り、 「是非、ニックの事を!」とお願いしたのです。 このエリアに私以外誰も入った事はありません。 その中に、須崎トレーナーと藤井副代表。 ニックと同様、私も心臓バクバク、ド緊張でした。 誰一人ケガさせちゃいけないから…。 そんなニックと私に、須崎トレーナーはどのような策で? ニックは変われたのか…変われなかったのか… 是非、明日、MRTテレビ9:45~「つづくさんのどようだよ」を 観て頂けたらと思います。 いのちのはうす保護家」 皆様のご協力ご支援どうかよろしくお願い致します。 宮崎銀行 加納支店 普通口座 104601 口座名義:動物たちの未来のために 代表 山下 由美 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年07月28日 19時05分01秒
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