塀越の富士 絵画館通り
神宮外苑・聖徳記念絵画館前通りが、2月上旬にわかに人気スポットとなった。期間限定で、都心からダイヤモンド富士が見られるからだ。2月5日頃多くの人出で賑わったようだ。小生は土木遺産である絵画館前のアスファルト道路を歩く。 絵画館通りと四谷角筈線(都道414号)とが交差する一画から白い富士が見える。工事用仮囲塀の中は、高校サッカーの聖地だったグランド。今はただの「整地」で、北風吹けば土煙舞う。新国立の形状と施工者は決まったが、工事が再開する動きはない。 オリンピックに使用される新国立競技場が1,490億円でA案(隈研吾氏-T社グループ)に決定したのは 昨年12月。ドタキャン後の再選案が2案とは、淋しい限り。先行投資している会社の強みか・・。また森元総理が「B案が良い」と述べたことが影響したのか、スンナリとA案に収まった・・。 「杜のスタジアム」がコンセプトの新国立。しかし暗い歴史もこの地にある。1943年10月21日、国立の前身である「明治神宮外苑競技場」は、約7万人の学徒を集めて、戦争の出陣壮行した地。昨今の北朝鮮の振舞は、戦前の軍政と同じ。中国・ロシアの「北」防波堤たる北朝鮮。長持ちする訳である。写真-1 神宮外苑・絵画館通りから見る富士。 写真-2 工事用仮囲いの塀から顔を出す富士山。写真-3 振り返るとスカイツリー。絵画館前通りの方向は面白い・・。りたつう士。りたつう士。写真-4 信号待ちの時、塀の窓から「国立の整地」を覗く。 写真-5 左が再選で決定したA案。個人的には右B案のデザインの方が好みだ・・。