カテゴリ:江戸川
流山市内から「ダイヤモンド富士」の鑑賞時期が去った。その代りに西の空に浮かんだり、広がったりする夕雲がよく見える。春になると、秩父・武甲山付近に沈む夕日と高積雲がつくる景色がある。夕刻の散歩の楽しみにとっておく・・。 ある意味、富士山は雲発生装置である。独立峰ゆえに、山体に湿った風を受けると上昇気流となり、色々な形の雲が出来る。羊雲、綿雲、レンズ雲など多種多様だ。毎度、異なる表情を示す雲景色。一期一会の空模様だ。但し、低層の雲が広がると、西の山並みが隠れてしまう。観察は冬場に限る。 西の空は、西天(さいてん、西天竺の略)とも呼ばれる。仏教でいう「西方浄土」があるとされる方角。今年は、西天が赤く染まる日が多い。そんな西の空と輝く雲間をしばらく眺める。この世を旅立った人びとが居そうな気がする時空だった。 写真-1 富士山の北斜面側で発生する雲たち。 写真-2 羊雲だろうか、富士山に向う群れ。 写真-3 雲に反射し陽光が富士に向かう光景。 写真-4 大菩薩嶺方面に沈む夕日。
写真-5 空気が澄み、新宿副都心ビル群が見えた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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