カテゴリ:荒川・多摩川水系
足立区・扇大橋の上流1kmに架かる江北橋。橋長449m、幅員11mの普通の橋。但し、中央スパン部にランガー橋(アーチ橋の一種)が架かる。近くで見ると、多角形が作り出すアーチ形状だ。 江北橋は、首都高速・中央環状線に囲まれて目立たない古参の橋。初代の橋は、関東大震災の4ケ月前に完成したが、不運にも被災した。現在の橋は、大震災後再建された橋を昭和47年に、下流300mに架け替えたという。 コウホウバシは、交通事故が多発した。心霊スポットという噂が流れた時期があった・・。アーチ・リブ梁が車道ギリギリに作られ、運転手に圧迫観を与えそうだ。交通安全対策として、夜間照明を増設している。一般道路に高欄照明を設置するのは珍しい・・。 夕刻、アーチ部と高欄に照明が灯る。明るい若草色の橋は、暗くなると物寂しげな佇まいだ。細長い橋の中間部にポツンとアーチ部が載っている・・。川がS字にカーブする箇所でもある。大震災や大空襲の犠牲者が橋脚や河川敷に打上げられた場所だともいう。
写真-1 都道307号を通す江北橋。足立区の江北地区と宮城地区を結ぶ。 写真-2 橋長449mの中央支間90mがアーチ形状の橋。4と9の数字が並ぶ・・。 写真-3 江北橋東詰めの親柱とオブジェ「水」。夜、噴水のように見えるオブジェは、女性の霊に感じるのだろうか・・。 写真-4 橋の高欄に蛍光灯照明が設備されている。 写真-5 暗闇に包まれたコウホクバシ。物寂しげな佇まいの橋。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年02月06日 10時12分59秒
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