夕暮れ時の ボウ湖
バンフ国立公園にあるボウ湖は、ペイト湖から南に6km余りの距離。バスで移動すると10分もかからない。ボウ湖の湖畔に着いたのは、18時45分頃。辺りは薄暗くなり始めていた。氷河湖特有の湖面色は見えず。静寂な湖畔から遠くの山に夕照があたっていた。 ボウ氷河とクロウフット氷河が融けて流れ出し、水を湛えたのがボウ湖。面積3.2km2と小規模な湖で、水面標高が1920mと高い。氷結するのが他の湖より少し早いという。ボウ川の源流でもある。ボウ川はバンフ郊外を流れて、南サスカチュワン川に合流する長さ623kmの大河。 「ボウ湖」とは、先住民が弓に使用した木が多く採れた場所に由来する。湖畔には、ナム・ティヤロッジという赤い屋根のロッジがぽつんと建っている。青い湖面と山並みを見ながら食事することができる。宿泊するのは若い人が多いとか・・。16室を備えたログハウスである。 ルイーズ湖から北方30kmに位置するボウ湖。アイス・フィールドパークウエイに接しているので、ピックニック・エリアだという。湖岸には遊歩道やトイレが整備されている。近年、グリズリー・ベア(熊)が出没するようになった。複数でのウォーキング等を呼び掛けている。写真-1 夕暮れのボウ湖。夕照の山肌と針葉樹の黒い稜線とのコントラスが印象的。写真-2 静寂な湖畔から見るカナディアンロッキー。写真-3 ボウ氷河とクロウフット山(左)とジミーシンプソン山(右)を望む。写真-4 日本の何処かで見たような景色・・。写真-5 湖畔の赤い建物がナム・ティヤロッジ。[ガイドブック]