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2017年02月20日

働く女性たち…「お年寄りにやさしいメンズパンツ律子」…駆け込み居酒屋ポン吉３１話

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働く女性たち…「お年寄りにやさしいメンズパンツ律子」…駆け込み居酒屋ポン吉３１話

駆け込み居酒屋と有名になったJR西大路駅近くの「洋風居酒屋ポン吉」のマスターの音吉は６８歳になっていた。見た目には若くは見えるが、やはり年のせいか?小便が近くなってきた。それも小便がしたくなったらすぐに膀胱が痛くなるほどしたくなるのでいつもトイレに駆け込んでいた。

しかるに音吉はジーンズとロングパンツ、それにボクサーブリーフの３枚を履いている。つまり、ナニが表にでてくるまでは３枚の関門を通らなければ小便ができない構造になっていた。その３枚ともナニの出口が微妙に違う、しかも寒い冬はナニが縮小しているので左手の指で引っ張り出すという行為がなかなか難しい。そうこうしているうちに間に合わないこともしばしあった。こういう時は子供が小便をするようにズボンと下着のすべてを下に降ろして用を足すことになる。

これが家であったりまたパジャマなら簡単だが、外出先のトイレではちと恥ずかしくなる。これらを解消するのには最低でもロングパンツとボクサーブリーフの出口が同じコンビになった下着を開発してもらわなければならない。もちろんこの音吉の悩みなんどは若い人にはわからないが、この先老齢社会になればこれが必要になるとこれらを書いて「フラワー」のお客様相談室にメールで送った。

この「フラワー」とは西大路駅前にある一部上場のランジェリーメーカーだが、最近、メンズの下着にも力を入れているということを聞いていたからだ。しかし、その返事はつれないものだった。
「我社にはメンズ下着が多くあります。それらの中から選んでください。係は、今井律子」

その夜。たまたまフラワーの女子社員が店に遊びにきたのでこのメールを見せていた。その女子社員は、
「この今井律子さんなら私と同期で仲がいいです」
そこで次にここに来るときは誘ってきますということになった。

そして何日か後にその律子さんはポン吉の店に来た。律子はお客様相談室の前の勤務は本社受付で働いていたというほど色白の美人だが２５歳でこの部署に配属されて５年目だという。律子は音吉に、
「私もその音吉さんのメールを見て私の祖父にこんなことはあるかと聞いたのです。するとまったくそれで困っているという返事があったのです。それで上司にこれは研究の価値があると進言したのですが、その上司はそんな年寄りの下着を開発しても儲からないといったのです」
「そうでしたか…実は私もフラワーでは無理とは思ったが、なんせ近所ですからメールをしたのです」
「ところが、私…来月から商品開発部に配属されることになったのです。ですから、私がその音吉さんらお年寄りの下着を開発します」
「ほう、それはありがたいが、若い女性では無理になる。なにせナニのことですから…」
「そうですよね～しかし、マスターの音吉さんなら安心ですから私がなんとかします。音吉さんも協力してください」
「おいおい、そんな年寄りでもないが…まだまだ若い女性の尻を追いかけているよ…なっママ」
そのママの幸子も、
「そうよ～マスターなら安心、それにもし商品が開発されたら「音吉ブランド」として有名になるかもよ～ホホホ」

数日後、こうして音吉は商品開発部の部屋に通されていた。そこには女性ばかりで律子と他に３名の若い女性がいた。その部屋は暖房が効いているのか少し暑いぐらいだったので音吉は、
「あの～これではナニが縮小しないのです。実は普通の時でもナニは出にくいのですが、やはり、縮小している時こそこの研究になるのかもと…」
「そこらへんが…私たち女性には理解できないのよね～」

この日は実地調査は行われず聞き取りの調査とマネキンを使った実験だけで１日が過ぎていた。律子は、
「それなら私が音吉さんの自宅で調査します」
ということになった。

律子が実地調査に来るというので音吉は部屋の窓を開けて冷気を入れていた。この日は雪がチラチラ舞う日で部屋中温度は８度だった。律子にだすコーヒーも冷たくしていた。音吉はジーンズではなく普通のズボンとそれぞれ違うメーカーのボクサーブリーフとロングパンツを履いていた。もちろんナニは縮んでいる。音吉は立小便をしているという設定で律子は前で座りそれを見ていた。

やはりこれはなかなかでないが、その原因は２枚目のロングパンツと３枚目のボクサーブリーフの窓の位置が微妙に違うためにその出口が指で探ってもひっかからないということがわかった。そこで律子は持ってきた自社のパンツを履かしていたが、これもまったく同じだった。律子は縮んだナニを見たのは初めてだった。もちろん３０歳だから過去に恋人がいたが、それは立派になった時しか見るチャンスはなかったからだ。律子も音吉のパンツに指をいれてナニをひっぱりだそうとしてたがそれは慣れていないので無理になる。

次に縮小時ではなく普通の状態を見たいと律子はいうので窓を閉めて暖房を入れた。そうすると普通のナニに復元したが、それも音吉のいう通りでなかなか出すのには苦労している。これも律子が指を入れて出そうと思ったがこれは先の縮小時よりは手の指にナニの反応はあったが、やはり３枚目のパンツの窓に指がひっかからなかった。律子は少し考えていたが、このロングパンツとボクサーブリーフ及びお年寄りがよく履くトランクスとの統一した窓の規格とその窓の縁が指にひっかかりやすくすればこの問題は解決すると考えていた。そうなるとセットで買わなくなるからこれはこれで儲かることになる。

その音吉のナニは律子に触られて少し反応してきたが、これを必死に堪えている姿に律子は悪ふざけをしてきた。窓からでたままになっているナニをパクリと咥えたものだから音吉はたまらず、
「り、律子さん、それは反則です」
「いえ、これは縮小、普通、勃〇時の三段階の研究になります」

こうして律子は「お年寄りにやさしいメンズパンツ」の新商品の開発企画を上司に提出していた。この上司も定年前だが、この問題を抱えていたからこの企画は通り、現在商品開発部がさらなる研究をしていた。そしてその試作品を持って律子はまた音吉のマンションに来ていた。

　　　　　　　

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