男と女(フェラーリF93A)
言わずと知れたカンヌ映画祭グランプリ受賞の小粋なフランス映画、クロード・ルルーシュの出世作。GT40のテスト映像とかルマンやモンテラリーの映像も流れたりして結構モタスポ的な楽しみもあったりする「男と女」だが、なんといってもフランシス・レイの主題歌だろ。♪ダバダ ダバダバダ♪ってみんなどっかで一度くらい耳にしてるあの曲だが、ま、ベタなオチだがそーゆー繋がりで、今日もまた駄馬だ(^^ゞマテル1/43 フェラーリF93A “イタリアGP”#27 ジャン・アレジ ハイテクMAXの1993年はアクティブサスやらTCSやらテンコ盛りで、遅ればせながらフェラーリもそれらドライバーエイドを搭載するも、基本的なシャシーがスーパー駄馬のF92Aじゃあ、状況をドラスティックに変えるまでに至らず、ひたすら雌伏のときを過ごすことに。コンストラクターランク的には前年同様4位のままなるも、かき集めたポイントは前年よか7ポイント多く、そう考えればF92Aよかちっとはマシになったか?とも思えるが、そこはチームメイトの出戻りベルガーが前年のカペリよりもポイント稼いだからであって、決してマシンが向上したわけじゃないんだよね。 そんな駄馬相手でも腐らずにやってると(つか、全身全霊でアピールしないと自分の評価が下がるかんね)それなりのご褒美はあるもんで、ティフォッシの聖地モンツァで望外の2位表彰台。まぁ、前を行く強豪が勝手に自滅した結果ではあるんだが、そーゆー時にタナボタ狙える位置を走ってるってことが重要なんだわな。 往年の名機312Tの栄光よ再びっつーわけなのか、白ストライプが引かれてイメージ一新はいいが、そんなゲン担ぎで速くなるほど甘い世界じゃないけれど、そんなもんにもすがらにゃならんほどどん底なチーム事情だったってことなんだよね。