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テーマ:暮らしを楽しむ(384816)
カテゴリ:ミニマルに暮らす
去年、生まれて初めてキッチンのお掃除を「外注」しました。
プロのお掃除屋さんを、自宅にお招きしたのです。 わたしの中でそれは。 そういう外注は。 「お城のような広いお屋敷に住み、お手伝いさんを何人も雇えるくらいのお金持ちの人だけができること」というイメージで。(← 1970年代の感覚のまま、よ) ![]() だから。 並々ならぬ覚悟で、すごくいけない事をするような気分で申し込んだことを覚えています。 こんな贅沢なことして、後からバチが当たるのではないか、と 怯える気持ち。 お掃除の方がいらしている間は、 「座っていたりしたら、それこそ大きいバチが当たるのではないか」という自責の念、 というよりも もはや「恐怖」から、 サブの作業員のごとく、家中を、そのプロに負けぬ勢いで3時間掃除し続けた、という・・・ 非セレブリティな、 哀れなすずひの昨年のお話を、覚えていてくださる読者さまも おいでかもしれません。 ![]() 楽しみにしていたおやつが届きました。こんなに可愛いカードつき!! 去る、10月頃のある日。 前回の「プロのお掃除」から1年が経過し、なんとなく「年末のお掃除」を意識し始めた頃、 だから、迷ったのです。 今年も来てもらおうかな。 去年の、あの感動を ああ、もう一度。 余計なものを買わなくなったおかげで、そういうことに回せる資金は、ちゃんとある。 去年、古い古いキッチンの、 自分ではどうしても落とせなかったような汚れをきれいにしていただけたこと、嬉しかった。 「来年も、絶対にお願いしたい!!!いいや、するぞ!!!」って 思いました。 どうして今までこんな「良いこと」を、自分に禁じていたんだ!! と。 けれど。 どうしようかな、と ちょっと考えて、今年は、結局、やめることにしました。 なぜか。 お金が惜しい! とかではなくて・・・ それは すごい変な理由です。 「一人でいる時間が減るから」 です。 ![]() カードには「トナカイ」のバージョンも!なんて可愛いの。 贈り物にぴったり ♪( ´▽`) 本来一人でいられるはずのこの時間に、うちの中に誰か他人がいることが、嫌。 お金を払って「気を使う」のが、意味不明で、嫌(笑)。 たとえ自分で頼んだお掃除の人でも「嫌」なのです。 頼む時の気持ちと、指定した日の気持ちが、同じ気持ちとは限らないでしょう? 人の気持ちは、日々、どんどん変わるのです。 いくら「雇い主」でも、こちらがお金を払っていても「お掃除」をしていただいているとなると。 なんか、やっぱり、ものすごく気を使うじゃないですか。 これが平気になれるとまた違うのでしょうけれど、わたし、多分・・・ なれないや(笑) 室内の設備に不具合が起こったときなどにも、いつも同じ気持ちになります。 在宅して、業者さんの対応をするのは、主に「奥さんがしないとならない家事」ですね。 あー。 誰か来る。 わたしの時間を返してくれー。 電話すればすぐに対応してもらえるのは嬉しいけれど、 作業員さんとか、業者さんとか、誰かがくるのは なかなか 嫌(笑) その間、一人になれない。 (もう一生お前は独房にでも入れられておけ! と どうか、どなたか叱ってください。) いや、独房 素晴らしいかもしれん(笑) 本さえあったら もう幸せよ。 誰にも気を使わずにいられる時間って、魂が生き返りませんか? 心が大喜びしませんか? その逆は・・・ 消耗しませんか? とても疲れませんか? 自分のために 時間をかけて、ゆっくりと サンドイッチを 作る。 ![]() わたしが生き返る、この時間。 誰からも話しかけられることのない この時間。 この かけがえの、なさ。 こういうタイプの人が 世の中に 果たして何%くらいいるのかわかりませんが、 わたしだけではない、と、わたしは信じる。 やるべきことと向き合った時のわたしが 尋常ではないパワーを炸裂させることは、読者さまは、おそらく もう ご存知ですね ( ´▽`) そうじゃない時には。 カーテンの揺れるのとか、床にできた「光の影」とか、 そういうのを30分とか 掃除の後、ぼーっと 眺めてしまう。 ![]() これが、わたし。 この時間がないと、死んでしまう、とさえ 時に、思う。 キッチンは。 なんか、いつも ふつうにきれいだ。 そして まだ12日だ。 自分のペースの掃除で 今年は、もう十分だ。 ![]() 「静か」って 生き返る。 お金払わない方が、静かだなんて(笑) 今年は、お掃除屋さんは、だから、頼まない。 あの喜びを知っても頼まないんだから・・・ なんか、もう 自分で自分に呆れちゃう。 わたしは 本当に。 呆れるほど「1人の時間」が、好きなんだと思います。 1人の時間があるから。 こうして、ブログが書けるのだと思います。 おわり 中国での翻訳出版の決定に伴い、著者名である「すずひ」を漢字表記にするのを考えてください! という宿題が、難題が、㈱KADOKAWA様より もたらされております ヽ(;▽;)ノ ↓ わたしも「1人が好きだ!」という読者さま。 いつもポチッとありがとう。 にほんブログ村 日本語の「漢字」の持つ、文字としてのイメージ優先でいくのか。 それとも発声した時の「音」(si-zhu-xi すーずーひー的、な?)を 優先すべきなのか? 悩ましいです。 今夜は、今年最後の「満月」です。 読者さまは、日本のいろいろなところに住まわれていらっしゃると思うのだけれど、 どうか、ぜひ すずひとご一緒に 今宵のお月さまを、見上げましょうね ( ´▽`)ノ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.12.12 18:45:57
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