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テーマ:暮らしを楽しむ(383654)
カテゴリ:ミニマルに暮らす
今、「センス」が。
いいえ「扇子」が。 とても注目されているのだそうです。 扇子の新しい使い方。 それは、「あおぐ」のではなくて、「覆う」のだそう。 覆うって、何を (゜∀。) ? それは、口元。 あなたの、わたしの、「口元」です。 扇子を広げて口元を涼しげに覆う。 扇子を使った飛沫(ひまつ)感染防止のエチケット、というのを、 京都の扇子製造販売の老舗さんが発信しておられるのだそう。 マスクの着けっぱなしに疲れた時や、 マスクやフェイスガードがどうしても似つかわしくないような場面での 「扇子」の活用を提案されているのだそうです。 SNSでは、 「なんと雅(みやび)な感染防止!」「平安時代みたい!」などと たいそう反響を呼んでいるのだとか! 扇子は、そもそも「あおぐ」というよりも。 閉じたままお腹のあたりで持つことで「謙(へりくだ)る」意味を示したり。 同じく閉じたまま、お相手と自分の間におくことで「結界」を意味したり、 また、ジュリアナ東京お立ち台の上で羽のついたのを振りかざす、など 平安の時代から現代に至るまで、 様々な場面における有意義な活用がなされてきたと思うのですが・・・ ここへきて。 令和の時代になって。新たなる使い方! 「THE 飛沫防止」! 「扇子の使い方の一つとして、広く提案できるのではないか」と、 店主さんがツイッターにつぶやき、 実際に扇子でご自分のお顔を隠してみた画像も、 多分、恐る恐るのお気持ちで? アップされたとのこと。 すると。 「古典文学の宮中のようで雅だ!」「まねしてみる!」など、 たいそう好意的な反応が、続々と寄せられたのだそう。 わたしはその画像を拝見することはできませんでしたが、 どんなものなのか、想像することはできます。 なぜなら、そういう「仕草」をする人を見たことがあるから。 百人一首の中に。 源氏物語の中に。 扇子にお隠れになっている・・・たいそう「雅」な、お方たち。 お財布ポシェットにも計ったようにぴったり。「たためるフェイスガード」ですね ( ´▽`)ノ **************************************** ということは。 これは、全然「新しい使い方」などではないのかもしれない。 むしろものすごく「古い古い使い方」なのかもしれない。 太古の昔から、 この国の人たちが自然とそうしていた、 美しき・・・仕草? 蒸し暑い日のマスクで気分が悪くなったお話を、 この間、ここで少しさせていただきました。 あの日は自転車で坂道かけのぼったせいだ、と思っていますが これからもっともっと暑くなれば。 去年やその前のような連日40℃に迫るような猛暑の日々が訪れたなら。 長時間のマスク着用による熱中症のリスクが 今からとても懸念されていますが、 歩いているだけ、立っているだけでも苦しいのだろう、と、思う。 こないだいちばん怖かったのは。 かなり気分が悪い状態に陥っているのに、 わたしは家に帰り着くまでマスクを決して外そうとしなかった、 というところなのです。 見渡すかぎりの周りには、人は誰もいなかったのだから、 すぐに外しその場で休んでも良かったはずなのに。 そのくらい、判断が「ぼーっ」っとしてしまうことを知ったのです。 「フェイスガード」なる最新武器は わたしは持っていないです。 もしも仮に持っていたとしても、 日常的に着用しやすいものではありません。 お相手をびっくりさせてしまいそうです。 けれど「扇子」なら。 夏に持ち歩くのに、とても、とても、適している。 とても美しい持ちもの、だ。 本来の「あおぐ」の仕草も、 かつてはそこらへんで受け取ったチラシや 手のひらでバタバタと風を起こしていたわたしからすると、 扇子であおぐのって、どこか雅で、涼しくて・・・ ちょっとだけ自分が変われたようで、 自分で、自分に、嬉しい。 **************************************** 何かを新たに生み出すのも文化ですが。 もともとある良きものを大切にすることも、また「文化」。 扇子のケアも、「A2care」で。 変色することなく使用できました。 ************************************** とはいえ、 わたしの「扇子デビュー」は、去年の夏、でありまして。 まだまだ初心者なのです。 先ほど「雅にあおぐ」などと書きましたが、 わたしのあおぎかたは、 プラスチックうちわや、学生時代の下敷きのそれと、変わらない。 さりげなくバッグに忍ばせ。 然るべきシーンでは、すっと取り出し。 身のこなしのひとつのように、そっと広げて、あおぐ。 ときに、優雅に「口元」を隠す。 ぼんやりした柄が苦手なので、このモダンな水玉が好き。 大好きな扇子です。 ************************************** 年齢を重ね。 デニムやTシャツやチノパンを少しずつ卒業してまいりましたおかげで、 今のわたしの服には「扇子」がちゃんと似合います。 しかしながら、服には合っていても。 動作のほうがね、全くもって追いつかない(笑) あぢーっ とうめきながら、バリッっと広げ、 ばさばさばさーっと、超・高速であおぐ。 そして涼んだ後は用無しとばかりに座席に置き忘れそうになって、 何度お友だちから「すずひちゃん、扇子」と、教えてもらったことか。 すなわち。 まるで使い馴れていない(泣) この夏は、だから。 是非とも一皮むけたい。 扇子をあつかうさりげない仕草の似合う大人の女性に・・・ ああ、とてもとても、なりたいなあー (´;Д;`) おわり 今日もお読みくださってありがとう ( ´▽`)ノ ↓ また京都に行きたいなあ。 今度は扇子持って、行きたいなあ。 すずひの京都の日記、覚えてるよ!のポチッと・・・ ありがとう。 にほんブログ村 扇子を「ゆっくりあおぐ」ことがわたしはできません。 めっちゃ速いよ(笑) 扇子達人への道、第一歩として・・・ますはそこを気をつけてみようと思います。 あとは、あちこちに置き忘れないこと!(これがいちばんダサいー・泣) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.07.03 19:17:15
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