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ペルーアマゾンの泥染めとシピボ族の人々

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2024.04
2011.09.01
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カテゴリ:アマゾン訪問記
プカルパの周辺は数日前の地震の影響はどこにもなく話題にもなっていなかった。
「アマゾンでは地震があっても何も問題ないんだよ」と根拠もなく私を説得しようとした。
マア確かに、テレサの手作り風の高床式の木造の家が大地震で倒れて下敷きになったとしても、たぶん死ぬことはないだろう。棚とかもないし。特にテレサの家は大きな木に囲まれていて、根っこが守ってくれそう。電気や水道がストップしても、つい最近まで、ないのが当たり前だったのだから、何も不自由はしない。


ところで、今回、ワイルーロが実りをつける、最盛期に大当たりした。
今までに花の咲く時期だったり、実が落ちたばかりだったり。どんなふうに実るのか、そして、そのサヤは手にできるのか・・・

リマでベロニカさんが秘密の情報を教えてくれて、ワイルーロの実りを観察することになった。

現地では息子のダビッが、モトタクシーを運転して連れて行ってくれた。

サンフランシスコ集落から先に出るのは初めてのこと。乾ききった砂埃の一本道を走る。たまに焼畑があったり、集落がポツリポツリ。「こんなところにも住めるんだ・・・」シピボ族ではないらしい。40分くらい走ったか。歩いて行くには果てしなく遠い。

細い道に入って森の中っぽくなった。人が訪れる様子もない。

なぜか柵があって、一件の家があった。おじさんがカラチャマ(鎧なまず)の姿煮のスープを立ったまますすっていて「おう!朝ごはん中だよ、一緒にどうだい」と誘ってくれた。ご心配なく、とダビッが挨拶して、さらに森へ。少し歩いたら・・・・



突然湖が現れて大感激!.jpg


突然美しい湖が現れた。わーお・・・・。なんか、想像もしてなかった展開に大感激。「すごいきれいなところなんだよ」とか、どんなところへ行くのか、前情報を何も知らされないっていうのも、いいもんだなあ。朝の光が美しく人気のない湖が光っていた。





huayruro arbol.jpg


カヌーはエンジン音がしないから好きだ。静かな湖で、櫂が水をかく音だけが聞こえる。
「ほら、みて、あっち、真っ赤に見えるでしょう?」

この写真では見えないと思うのだけど、中央の背の高い木がワイルーロの木。よくよく見ると真っ赤なつぶつぶでいっぱいになっているのだ。カメラでズームにしてみたら「きゃー!!!」と言ってしまうほど。木全体が一斉に赤い実をぶらさげて揺れている。この木だって、湖からしか見えないわけだし、こんなに満開の赤い実りをみるチャンスって滅多にないことだろう。おー。ついに見たぞ~と私は大満足。そして、目的地はもっと先。



ワイルーロを積んで帰る.jpg



「秘密の場所」というのは、ワイルーロの枝を切り倒されたところで、そこにはまだワイルーロの実をぶら下げたものも残っていて、サヤは山のように放置されていた。私はこれが欲しかったんです。バカだと思われようが、私は持ち帰ることにした。
地面には赤い実も少しは落ちてはいたが、いっぺんには落ちてこないらしく、ひとつぶひとつぶを拾い集めるのは大変な作業だと実感した。



ぽろりぽろり.jpg


落ちそうで落ちない赤い実は、揺らすとサヤと一緒にカラリコロリといい音がする。赤い実が落ちないように持ち帰ることは難しいと考え、できるだけひとつひとつ必死で写真を撮った。


huayruro 輝き.jpg


いつも手にしている木の実のアクセサリーだが、こんなに一粒一粒が貴重なものとはよく分かっていなかった。木は大木で上の方に実るワイルーロは簡単に収穫作業ができないのだ。そして穴をあける作業も、新鮮なうちは割と針が通りやすいとはいえ、大変困難だ。


今回こわれないように注意してがんばって持ち帰ったワイルーロのサヤ、ワイルーロを中に固定して素敵なインテリアとしてご案内していきます。イメージがあるのでできたら紹介します。木の実好きの人、是非とも見に来てください。

来月まで、木の実のアクセサリーをお買い上げの方にはプレゼントしますのでこの機会をご利用ください。





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最終更新日  2011.09.02 04:11:54
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