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カテゴリ:アマゾン・シピボ族の人々
先日は久しぶりにシピボ族のテレサさんに電話をした。3年ぶりだったかも?
日本が午前10時頃で、現地は夜の8時だ。まだ起きてるはず。 電話に出た声は、泣きそうな震えるような声にも聞こえたのでビビったが 「オラ コモエスタス?(元気?)」と言ったら、まだ名乗っていないのに 「アヤッチー!!!」と嬉しそうな声で叫んできた。震える声は、単に寝ぼけていただけだった。 誰にというのは関係なく、私は電話が大の苦手で、彼女に用がある場合でも娘などを通して伝言をして済ませていた。意思の疎通がうまくいっておらず、たまには直接話すことが必要だとは感じていた。 連れ合いのマヌエルが、ここのところ具合が悪化しているらしいと聞いていて、いよいよ死にそうだと娘たちが言っているので、さすがに心配になって電話をせずにはいられなかった。弱っていく病人を介護する日々は苦しいはずだった。 私が最後に会った3年前も激痩せしていたので、このときから内心、癌じゃないのかと勝手に思っていたが、現地の医者は糖尿病だと診断しているらしい。多くの人が糖尿の持病があるそうだが本当なんだろうか?何故? 彼らは、何かというと頻繁に具合が悪いと言ってくるので、いちいち相手にしておれず話を半分しか聞いていないのだけど、いつも少し前まで、足の「かかと」が痛いと言っていた。 テレサと娘のレオニダと二人とも同時に同じ場所が痛むという話で、なんのことやらという感じだったが、歩けないほどの痛みがありびっこを引いている、とても辛くて仕事も何もできないという。 薬草を処方してもらったところだとか言っていたが、 私としては、「まず体重が重すぎるからなのでは?ダイエットしてみたら?」と言ってやった。 写真・故アナスタシアと孫とひ孫(内容と関係なし) リウマチの症状を訴えることも多い。寒くなると体の節々が猛烈に痛くなる。 食生活が変化していることや、栄養状態など、これまでと異なり薬草では治せない現代の病気になりやすくなっているのではないかと思うのだ。 誰か研究者で興味がある人がいれば、先住民の暮らしに起きやすい病気を研究してみて欲しいものだ。 ついでに、何かお金がかからずに予防するための対策を教えて欲しい。そのためなら協力したいと思う。 病気になるとお金がかかってしまうため、子供の学費の心配を終えても引き続きというか永遠に何かしらの支援が必要になってしまうだろう。 手間のかかる工芸品を作って売ることを中心にした暮らしは、簡単には安定することはないし、楽ではないので、せめて病気にならないように健康であって欲しい。 マヌエルの病状は良くなりそうにない。 糖尿以外に、前立腺に腫瘍が見つかったとかで尿が止まらず、垂れ流すのを世話しているらしい。 医者にお手上げだといわれ諦めて植物療法に切り替えている。 今はCOPAIBA やSANGRE DE GRADOやACHOTEの葉などの薬草を使っていると言っていた。 どんなふうにかは分からない。マヌエルは薬草のことにもかなり詳しかったから 彼本人が薬草を処方しているのかもしれない。その効果や結果はどうなのか具体的な話を確認したことはないけれど、具合が悪くて困っている時の救いの綱であることは間違いはない。 70歳くらいなんだろうか、どうにか持ち直して元気になって欲しい。色々聞きたいことがある。 アマゾンの泥染め布の専門ネットショップ https://amazonya.thebase.in お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.11.15 08:32:27
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