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山歩きは好歩(スキップ)して四季折々・・・登山日和のFOOTMARK

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syokann@ Re[2]:5月の山・・・手稲山 シラネアオイ満開(05/23) ロンリーザックさんへ 2021年11月6…

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2014.06.20
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カテゴリ:2014年一人歩きの山
6月7日 曇り 7:40 スタート 暑寒荘に向かう車のフロントガラス一杯に滝雲に覆われた山頂が見える。
ドライバーは釣りが趣味の主人。今年のバースディパーティは浜益近辺。

連日の猛暑から一転して今度は低気圧が次々やって来るから札幌も朝から風が強かった。
天気予報では留萌地方だけセーフだからイワナシを見に来たのだがこれは嫌な予感の雲。

7:46.jpg
(↑)7:46 オオサクラソウ、シラネアオイ、エゾノリュウキンカ 
山荘前の池を過ぎ蕨のある望岳の森を散策してから登山道に合流した。
深いトドマツ林の登りで汗をかくと広くてフラットな道になる。

8:24.jpg
(↑)8:24 エゾイチゲ
3合目までは春蝉啼いてお天気もちそうな気分。
何処までも花が咲いて道がいい。
箸別コースよりずっといいヨと富良野の知り合いガイドさんが言った通り。
オクエゾサイシン、つつじヶ丘のヤシオツツジ、スミレにカタクリとにかく花が多い。
ギョウジャニンニクまである。

8:33.jpg
(↑)8:33 進行方向が見えた
2合目が近くなりせせらぎコースとあっけなく合流。
此処までにシラネアオイ、オオカメノキ、マイヅルソウが咲きヒメタケシマランの大群落。
エンレイソウは緑色が多い。

9:05.jpg
(↑)9:05 雪渓から日本海を振り返る 
合目ごとに緩い登り返し。
笹が雪に埋り出し雪渓になった。
こんな日は下山でのガスった時用にマイテープ付けて登る。
すでに風は出て来て蝉も蚊も静かになった。
外人のペアパーティが下山して来た。滝見台が強風だったので戻ったとの事。

9:48.jpg
(↑)9:48 滝雲見える
雪渓を登りながら山頂方向の黒い雲を見る。
今度は扇風岩で下山にしたと言うソロ男性と会う。立ち話では山頂に一人行ったとの情報。
サンカヨウが咲いていた。

10:03.jpg
(↑)10:03 雪渓が大きい
確かに立っていられない程、強風の滝見台だった。
そこを過ぎたらまた雪渓。まだ6月だから仕方が無い。
昨年、7月11日の縦走でも箸別コースに大きな雪渓がありあの時は湯気で道探しに苦労した。

10:06.jpg
(↑)10:06 山桜
雪渓を抜けたら今度は桜。ツバメオモトは群落。標高が上がるから花も変わり楽しい。
7合目を過ぎた処で山頂に行ったソロ男性に出会い立ち話。
山頂は寒かったと言う。そしてイワナシが咲いていたとの情報に喜び足取り更に軽くなる。

15分ほどで扇風岩に着きイワナシの花を求め左に巻いてスルー。
コルに下るとすぐに見つかったがすでに滝雲の中にいる。

イワナシ.jpg
(↑)残雪季に咲くイワナシ 
昨年の縦走路では葉を見つけた。
辺りは大雪渓だったから咲いているかと思い這いつくばって葉を掻き分けたが見つからなかった。
  やっと出会えて嬉しい。

イワナシが.jpg
(↑)強風から守る為に四つん這いになって撮影
暫く風の唸る音を聞きながら花を眺めていたが先に進んで探すと再び咲いていた。
そして風に煽られたまま一つ先のポコまで行った。

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(↑)10:40 本日の山頂
最終ポコから滝雲に飲まれた正面の本峰稜線を眺める。
一旦下っての標高差が200メートルはありそう。
いつも箸別コースしか辿らないから目に焼き付けイワナシだけの日にする。
そして暫く黒い雲が渦巻くのを眺めていた。
強風の為、座って休めるような場所は無いから立ち尽くして自然の迫力を呆然と感じる。

10:47.jpg
(↑)10:47 西暑寒の滝を見る
此処も滝雲の中。
辺りはキバナシャクナゲが少し咲き花後のコメバツガザクラが一面に這っている。
極小のミツバオウレンが咲いていた。ウラジロナナカマドは満開、イワイチョウは葉だけの群落。

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(↑)11:00 イワキンバイのブーケ
扇風岩に戻り反対側から巻いて登ると岩はオシャレな花畑だった。

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(↑)11:04
岩全体にイワキンバイが鮮やかに咲きそれは見事。
更にエゾツツジ、コメバツガザクラ、サマニヨモギ更に更にレブンサイコまでもが岩に張り付いている!

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(↑)11:05 滝を見納め
最近の山歩きは開花の読みが全て的中した。あとは芦別岳のツクモグサ。
余り疲れていないから下山の頭の中は空想が膨らむ。

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(↑)11:05 扇風岩を振り返る
扇風岩から見たらこの先で滝雲を眺めていたのが恐ろしく感じる。

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(↑)11:06 箸別コース
こちらも雲の中

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(↑)11:29 滝見台から振り返る
まだ雲は衰えずもう誰も居ない山をウラウラと歩いて余韻に浸る。

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(↑)11:37 振り返る滝雲
マイテープを回収しながら雪渓はあと2回だったと回想する。
こうして4合目辺りからこっそりと山菜取りのオバサンに変身。
太い太いササタケノコ、確かに浜益山地は出来がいい。
登山道にニョキッとあるのに先行者は誰一人として収穫していない。
食べ物を粗末にしてはいけない精神で回収したがマナー違反なのか笹刈り手伝いなのか。

エゾイチゲ.jpg
(↑)ピンク色のエゾイチゲ
これは珍しい発見。
ヒトリシズカとニリンソウ、スミレ、コガネイチゴの群落
そしてソロ女性が行ける処までと言いつつ登って来た。
また春蝉と蚊のグループ襲来。今度は根負けしてネットを被る。

タチカメバ.jpg
(↑)タチカメバソウ
13:46 下山 半端で楽勝、山歩きを満喫

4時で閉店する港の魚屋さん。此処も大事な目的地。
清算済みの蛸とヒラメのお刺身を受け取りに行ったら更にヒラメがおまけに付いて来た。

アリガトー。本日のお祝いが出た。

昨年のバースディパーティはオロフレ峠で車から降ろされオロフレ山から来馬岳に縦走した。
彼は祝福の渓流釣りで沢山釣れた。

なのに今年は全然ダメだったと嘆く。
それでも新鮮な海の幸と山の幸と孫キッズに祝って貰い、また一つ年喰った。
 めでたし~ 長いパーティは1日中。
  暑寒別岳に行けてメデタシ!花も愛でたし!
   この翌日から長雨が続き記録的な蝦夷梅雨となったのでした。





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Last updated  2014.08.07 10:59:54
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