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CAPTAINの航海日記

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七詩@ Re:なんか、腰が重い(05/21) 体重の負担等で関節の軟骨がすりへってい…
CAPTAIN@ Re[1]:調べましたねぇー(05/19) >lavien10さんへ いや~暇人なもので(…
lavien10@ Re:調べましたねぇー 東京が一番地方みたいな駅名が多く繋がっ…
CAPTAIN@ Re[3]:福島県、2040年の県立高校(執筆予告)(05/08) >情報提供さんへ この話題、当ブログで…
2012.02.21
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テーマ:たわごと(26604)
カテゴリ:decade(s)企画
前回行った只見線に関する考察で、「郡山圏」の限界が会津塩沢駅だということを述べました。従って、そこより5駅郡山駅寄りの会津川口駅は、悠々「郡山圏」ということになります。
ところが、この会津川口駅および会津鉄道の会津田島駅からそれぞれ一日上下6本ずつ路線バスが発着している(ただし、会津田島駅方面は冬季運休)昭和村について調べてみると、「昭和村⇒会津川口駅⇒郡山駅」よりも「昭和村⇒会津田島駅⇒宇都宮駅」の方が、片道運賃が700円ほど高額になるものの所要時間が40分ほど短くなるため、利便性が高いという結果になります。
では、「昭和村⇒会津田島駅⇒郡山駅」のルートはどうだろう? とダメ元で再度調べてみると、今度は会津若松駅~郡山駅間で高速バスを利用した場合に限り、所要時間、片道運賃の両面で郡山駅が宇都宮駅を上回る結果となりました。
従って、昭和村もまた「郡山圏」ということになりますが、ここで重要になるのは、会津地方南部(概ね只見線沿線以南)における会津田島駅の拠点性の高さでしょう。今のところ通年運行はされていないのですが、会津田島駅と只見駅とを所要時間1時間10分で結ぶツアーバスもあります(参考)。もしこれが通年で一日上下6本以上の運行に踏み切ったならば、少なくとも「福島圏」との関係において、只見町が「宇都宮圏」に入ってしまう可能性を否定できません。

そこで、会津田島駅についてのデータを調べてみると、こんな具合になります。なお、郡山駅方面は会津若松駅~郡山駅間で高速バスを利用した場合、宇都宮駅方面は鬼怒川温泉~下今市駅間で一部特急列車を利用した場合のデータになります。

【対郡山駅】
運行本数   上下25本
平均所要時間 2時間33分
片道運賃   2,610円

【対宇都宮駅】
運行本数   上下30本
平均所要時間 2時間49分
片道運賃   2,657円
※片道運賃の内訳
  鬼怒川温泉駅~下今市駅間特急列車利用(上下4本) 3,090円(「午後割」は考慮せず)
  鬼怒川温泉駅~下今市駅間普通列車・快速列車利用(上下26本) 2,590円

昭和村でから会津田島駅で乗り換えた場合は郡山駅>宇都宮駅の結果が出ましたが、会津田島駅そのものでは運行本数で宇都宮駅優勢、平均所要時間と片道運賃で郡山駅優勢となります。結構微妙な情勢ですが、結局指標はどのようになるのかというと、

【対郡山駅】
運行本数   - 9.1ポイント
平均所要時間 + 5.0ポイント
片道運賃   + 0.9ポイント
計      - 3.2ポイント

【対宇都宮駅】
運行本数   + 9.1ポイント
平均所要時間 - 5.0ポイント
片道運賃   - 0.9ポイント
計      + 3.2ポイント

と、わずかな差で「宇都宮圏」に入る結果となります。会津田島駅から一駅会津若松駅寄りにある田島高校前駅以北では郡山駅優勢となるのですが、それ以外の南会津町、少なくとも旧田島町の大部分、また南会津町最南端に位置する会津高原尾瀬口駅から路線バスが発着している旧舘岩村の全域および旧伊南村の南部に関しては、「宇都宮圏」とみていいでしょう。また、旧伊南村の南に位置する檜枝岐村も、「宇都宮圏」ということになるかと思います。

ただし、会津田島駅から路線バスが発着している旧南郷村および旧伊南村の北部に関しては、昭和村同様に「郡山圏」に入る可能性があります。そこで、沿線を代表して旧南郷村の中心地・山口におけるデータを調べてみると、

【対郡山駅】
運行本数   上下8本
平均所要時間 4時間08分
片道運賃   3,680円

【対宇都宮駅】
運行本数   上下8本
平均所要時間 3時間54分
片道運賃   3,723円
※片道運賃の内訳
  鬼怒川温泉駅~下今市駅間特急列車利用(上り1本) 4,160円
  鬼怒川温泉駅~下今市駅間普通列車・快速列車利用(上下7本) 3,660円

となります。
意外に感じたのは、会津田島駅での所要時間が「郡山駅>宇都宮駅」だったのに、山口でのデータは「宇都宮駅>郡山駅」だったこと。つまりその分だけ、路線バスが関東方面へのアクセスに便宜を図っているということになるのでしょう。
従って、指標もまた、

【対郡山駅】
運行本数   ± 0.0ポイント
平均所要時間 - 2.9ポイント
片道運賃   + 0.6ポイント
計      - 2.3ポイント

【対宇都宮駅】
運行本数   ± 0.0ポイント
平均所要時間 + 2.9ポイント
片道運賃   - 0.6ポイント
計      + 2.3ポイント

平均所要時間がモノを言って宇都宮駅優勢になるという皮肉な結果を招きます。
従って、旧南郷村および旧伊南村の北部もまた、「宇都宮圏」と考えていいでしょう。

最終的に、「郡山圏」との対比において「宇都宮圏」となる会津地方南部の地域は、旧田島町の一部(概ね田島第二小学校の学区に相当)を除く南会津町の全域と、檜枝岐村ということになります。この区域の人口は、大体16,000人ぐらいでしょうか。「福島圏」との対比では約24,000人だったので、約8,000人を奪還できる計算になります。会津田島駅が「宇都宮圏」に残ってしまったとはいえ磐越西線沿線よりも成果があったのは意外な収穫であり、郡山駅~会津田島駅間のパイプを更に強化すれば、会津地方南部をすべて「郡山圏」に組み入れることは可能かと思います。





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Last updated  2012.02.22 09:59:28
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