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テーマ:たわごと(25914)
カテゴリ:decade(s)企画
前回の考察が長くなってしまったので、浜通りにおける「郡山圏」「水戸圏」「仙台圏」の範囲を、ここで整理します。
「郡山圏」…約53,000人 いわき市の一部(平のうち旧赤井村および旧夏井村、好間町の大部分(川中子を除く全域)、三和町、小川町、川前町、四倉町および大久町の全域、久之浜町の大部分(末続を除く全域)) 楢葉町南部(旧木戸村) 「水戸圏」…約288,000人 いわき市のうち、「郡山圏」に属する地域以外の全域 「仙台圏」…約170,000人 楢葉町北部(旧竜田村) 浪江町の大部分(旧津島村を除く全域) 富岡町、大熊町、双葉町、南相馬市、相馬市、新地町および飯舘村の全域 「福島圏」との対比では「水戸圏」が約333,000人、「仙台圏」が約163,000人だったから、郡山駅に基点を移すことによって「水戸圏」は約45,000人の縮小となる一方で、「仙台圏」は約7,000人の拡大を許すことになります。 これで一応、福島県内およびその周辺地域における「郡山圏」の考察は終了です。 とりあえず、「郡山圏」と周辺各県との関係をまとめてみると、以下の通りになると思われます。 【対宮城県】 ◎「仙台圏」への流失地域(人口約224,000人) 桑折町、国見町、富岡町、大熊町、双葉町、南相馬市、相馬市、新地町および 飯舘村の全域 福島市の一部(御山、矢野目、東湯野の各小学校の学区および沖高、飯坂町平野の 一部を除く全域) 伊達市の一部(旧伊達町のうち阿武隈川以西と、旧梁川町のうち広瀬川以北) 浪江町の大部分(旧津島村を除く) 楢葉町の北半分(旧竜田村) 【対山形県】 ◎「郡山圏」の獲得地域(人口約100人) 米沢市の一部(板谷) 【対新潟県】 ◎「新潟圏」への流失地域(人口約11,000人) 西会津町の大部分(尾登駅周辺を除く全域) 只見町の大部分(会津塩沢駅周辺を除く全域) 【対栃木県】 ◎「郡山圏」の獲得地域(人口約18,000人) 那須町の大部分(高久、田代、那須および室野井の各小学校の学区を除く全域) ◎「宇都宮圏」への流失地域(人口約16,000人) 南会津町の大部分(田島第二小学校の学区を除く全域) 【対茨城県】 ◎「水戸圏」への流失地域(人口約290,000人) 矢祭町の一部(内川および下関河内の各小学校の学区を除く全域) いわき市のうち、以下の地域を除く全域 〔平のうち旧赤井村および旧夏井村、好間町の大部分(川中子を除く全域)、 三和町、小川町、川前町、四倉町および大久町の全域、久之浜町の大部分 (末続を除く全域)〕 広野町の全域 山形県と栃木県で18,000人ほどが「郡山圏」に入るものの、福島県民の27%ほどにあたる約541,000人の人口が、郡山駅よりも周辺各県の県庁所在地駅の方が利便性が高い地域に住んでいるという計算結果になりました。「福島圏」の外に住む福島県民が約631,000人だったのでそれよりは90,000人減少するものの、未だ高い「圏外率」ということになります。 ただし、これは「現状の人口、そして現状の公共交通機関網で試算した結果」です。もし郡山市に福島県庁が移転したとするならば、福島市周辺から郡山市へかなりの規模の人口移動が見られるでしょうし、郡山市と周辺他都市とを結ぶ公共交通機関網、特にいわき市とを結ぶ高速バスの増便が期待できるかもしれません。従って、この結果はあくまでミニマムであるということに、ご留意願えると助かります。 最後に、、「郡山圏」の範囲を示す簡単なマップを紹介しましょう。ただし、平成の大合併以前の市町村の境界より細かい範囲はペイントできなかったので、範囲は正確さを欠きます。 ![]() 「郡山圏」=赤 「仙台圏」=青緑 「山形圏」=黄 「新潟圏」=黄緑 「前橋圏」=オレンジ 「宇都宮圏」=水色 「水戸圏」=ピンク にて表示。周辺各県については福島県ないし「郡山圏」に隣接する旧市町村のみペイント お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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