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カテゴリ:企画モノ
宮城県の県立高校の配置について書いてから、もう一度、宮城県内の出生数の数値を見返してみて、かなり驚きました。結論から言うと、地域格差が拡大しているんですよね。以下、県内各地域における、2006年10月1日~2007年9月30日および2021年10月1日~2022年9月30日の出生数比較を紹介します。
(南部) 刈田・柴田 1,103人 ⇒ 546人(50.5%減) 伊具 332人 ⇒ 133人(59.9%減) 計 1,435人 ⇒ 679人(52.7%減) (中部南) 亘理・名取 1,344人 ⇒ 1,038人(22.8%減) 仙台南※ 3,351人 ⇒ 2,796人(16.6%減) 計 4,695人 ⇒ 3,834人(18.3%減) (中部北) 仙台北※ 6,140人 ⇒ 4,434人(27.8%減) 塩釜 1,568人 ⇒ 1,048人(33.2%減) 黒川 822人 ⇒ 525人(36.1%減) 計 8,530人 ⇒ 6,007人(29.6%減) (北部) 大崎 1,458人 ⇒ 791人(45.7%減) 遠田 289人 ⇒ 131人(54.7%減) 登米 643人 ⇒ 362人(43.7%減) 栗原 487人 ⇒ 215人(55.9%減) 計 2,877人 ⇒ 1,499人(47.9%減) (東部) 石巻 1,701人 ⇒ 949人(44.2%減) 本吉 548人 ⇒ 280人(48.9%減) 計 2,249人 ⇒ 1,229人(45.4%減) 県合計 19,786人 ⇒ 13,248人(33.0%減) ※仙台南と仙台北の境界は区境を跨ぐが、ここでは便宜的に仙台南=若林区+太白区、仙台北=青葉区+宮城野区+泉区としている。 ものの見事に仙台都市圏とそれ以外の出生数の減少率に差が生じています。 2023年度現在各地域の県立高校の定員は、 (南部) 柴田・刈田1,160、伊具280 計1,440 (中部南) 亘理・名取960、仙台南2,120 計3,080 (中部北) 仙台北2,120、塩釜1,040、黒川480 計3,640 (北部) 大崎1,240、遠田440、登米560、栗原520 計2,760 (東部) 石巻1,280、本吉600 計1,880 県合計13,760 となっているのですが、出生数をそのまま定員減少率に反映させると、昨年度に生まれた子供が高校入試に臨む2038年度の県立高校の定員は、 (南部) 柴田・刈田560、伊具120 計680 (中部南) 亘理・名取760、仙台南1,760 計2,480 (中部北) 仙台北1,520、塩釜680、黒川320 計2,520 (北部) 大崎680、遠田200、登米320、栗原240 計1,440 (東部) 石巻720、本吉320 計1,040 県合計8,160 となる見込みです。 これをベースに、宮城県の県立高校再編案を、再作成してみました。次のエントリで紹介します。 ![]() 地域格差の正体 [ 栗岡 完爾 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.05.24 10:15:30
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