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カテゴリ:災害・防災
気象庁は平成26年9月27日に発生した御嶽山噴火をふまえて、同庁が発表する最新の火山情報を登山者等にも迅速かつ的確に提供するため、10月10日からホームページに火山登山者向けの情報提供ページを新たに設けた。
気象庁トップページの「火山登山者向けの情報提供ページ」バナーをクリックすると、日本地図が表示され、地図上から各地域ごとのページにアクセスすることが可能になっている。 地図には噴火警戒レベルの対象となっている火山(「火山防災のために監視・観測体制の充実等が必要な火山」として火山噴火予知連絡会によって選定された47火山のうち30火山)ばかりでなく、海底火山等も含めて広く公開している。 それぞれの火山をクリックすると、その火山の噴火警報・予報、火山活動の状況、防災等の警戒事項等、噴火警戒レベルの説明(レベル導入火山に限る)、火山防災マップといった情報が表示される。 各ページとも新しい情報が入れば随時更新されていく。 昨日ニュース等で話題になった宮城・山形県境にある蔵王山(御釜の湖面に白濁した部分がみられやがて消滅した)についても、噴火レベル対象ではないが、昨年1月に火山性微動が発生して以降、地震活動がやや活発な状況が継続していることなどの情報が公開されている。 登山者がどれだけ(規制等が出ていない)火山についての情報を事前収集するかどうかは分からないが、気象庁として公開できる方法でこうした呼びかけをしていることは評価できる(警戒レベルが上がった場合等にプッシュ通知ができるようになればなおいいが)。 登山者や周辺住民が積極的に情報にアクセスするようになればいいが、そのためには今以上の広報活動も必要になってくるだろう。 御嶽の噴火で登山者が被災した直後でもあり、関心が高まっているこのタイミングでどれだけ情報の存在を周知できるかがポイントになりそう。 利用する側もこうした情報がきちんと整理して公開されているのだから、積極的に利用したいところだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.10.11 01:38:57
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