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2014.12.01
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カテゴリ:災害・防災
長野県北部地震の原因となったとみられる神城(かみしろ)断層のずれを調べていた信州大の広内大助教授(変動地形学)らの合同研究グループは、二十九日までの現地調査で、全長約三十キロの断層が少なくとも九キロにわたって動いていたことを確認した。神城断層は、日本列島のほぼ中央部を通る「糸魚川-静岡構造線(糸静線)断層帯」(全長百四十~百五十キロ)の一部。今回は断層が押されて上下にずれて起こる「逆断層型」の地震とみられ、白馬村の南北九キロで隆起が確認された。

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141130_2.jpg

広内教授らのグループは二十三日から現地調査を開始。二十九日は測量器や無線操縦のヘリを使って、ずれの大きさを地図に示すための測量を進めた。広内教授らによると、これまでの調査で最大の九十センチのずれが確認されたという。白馬村北城(ほくじょう)では、田畑の東側が大きく隆起、アスファルトの道路が崩れていた。広内教授は「地震は揺れだけでなく、断層による地面のずれも被害を大きくさせる。各自治体の防災計画に反映させてほしい」と訴えた。

二〇〇六年から神城断層の調査にあたり、今回も参加した法政大の杉戸信彦専任講師(変動地形学)は「断層がある場所には、公共施設や家屋などを建てないという視点が必要になる」と話した。

グループは降雪前の調査完了を目指し、十二月まで調査を続ける。

(中日新聞より)
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これは地理学会などでは以前からあった指摘だが、地震動による被害とは別に地殻変動そのものによる直接の被害があるということ。
「活断層の直上に公共施設や家屋を建てない視点」はまさにこの地殻変動によるずれの被害を受けないため、という意味になる。

調査時の測量によるずれは最大90cmとのこと。
これはだいち2号の合成開口レーダーにより観測された1mの移動に近い値(ただし合成開口レーダーは方向依存があり、西側からの観測とのこと)といえるかもしれない。

浅い震源でこれだけの動きがあったとすれば人的被害がなかったのは本当に幸いだろう。
そしてこの調査によれば家屋の被害が大きかった場所は断層の直上ということになり、地震動よりも地殻変動の影響が大きかったという解釈だろうか。

こうした事例が実際に検証されたことで杉戸氏が言う「活断層の直上に建物を建てない」という考え方を進める上での参考になっていくのではないか。
地震国日本では真剣に考えなければならない問題の一つだと思う。





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Last updated  2014.12.01 00:29:03
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