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カテゴリ:読んだ本(その他・海外)
その2に続いて,
P.G.ウッドハウスの「エムズワース卿の受難録」について。伯爵とガールフレンド(Lord Emsworth and the Girl Friend,1928) 8月の公休日は,年に1度の,ロード・エムズワースが大嫌い,レイディ・コンスタンスがおおはりきりの日。 ロード・エムズワースは,庭園を村の人々に公開し,ロンドンから子供たちを招待し,村の庭を審査し,お茶のテントに付き合い,演説までしなくてはならない。 庭の審査のため村に出かけた伯爵は,「髪をひっつめて,流行外れの短いお下げに編んだ」12,3歳の少女に出会う。 ブランディングズ城の庭園で少女に再会した伯爵は,庭師のアンガス・マカリスターに強気でものをいうことができ,コンスタンスを前にしても,断固演説を断ることができた。 ガール・フレンドが与える力は強い。伯爵は彼女を「自分と同年代の人間であるような気」がしているのだから,なおさらだ(笑) すべてがおもしろい中で,この話は特にお気に入り。 ブランディングズ城を襲う無法の嵐(The Crime Wave at Blandings,1937) ロード・エムズワースの孫ジョージ(ロード・ボズムの次男)がブランディングズにきている。 また,有能であったが,伯爵にとっては辞めてもらってうれしかった元秘書のルパート・バクスターも,イギリス中をオートバイ旅行する途中だといって立ち寄っていた。 デヴォンシャーで知り合ったジョージ・アバクロンビーと結婚するため,彼にブランディングズ城の土地管理の職をほしいという姪のジェイン(「猛烈な女」レイディ・シャーロットの娘)も滞在しているが,この結婚にはレイディ・コンスタンスが大反対。 ここらへんで,妹や甥,姪,孫まで出てきて人名で混乱してくる(笑) 「受難録」で登場するクレランス・スリープウッドの妹をList of P. G. Wodehouse characters - Wikipediaで整理すると,上から, コンスタンス(・キーブル),ジュリア(・フィッシュ),ジョージアナ(・アルスター),シャーロット(姓は不明)の4人と(何番目の妹かわからない)ジェイン(「豚,よォほほほほーいー」のアンジェラの母)である。 この話のジェインは,コンスタンスやジュリアよりも「猛烈な女」シャーロットの娘で,アンジェラの母とは同名だが別人(当然か,笑)。 同じ名前といえば,今回ブランディングズ城にきているジョージは父親と同じ名前である(元豚係もジョージだった,「龍退治のジョージ」はやはり人気があるんだ,笑)。 バクスターをジョージの家庭教師にしようというコンスタンスの思惑と,ジョージがもっていた空気銃が騒動を引き起こすが,ジェインは土地管理の職を手に入れ,バクスターは城を出て行く。 その後ビーチが辞職を願い出るが,それも無事解決!! 空気銃を撃ったのは,ジョージ→クレランス→コンスタンス→ビーチ→クレランスの準で,1回を除き相手はバクスターだった。 この話は,レイディ・コンスタンスが取り乱したこともあり,おおいに笑えた。 その1,その2, その4もお読みください。 P・G・ウッドハウス選集(1)「ジーヴズの事件簿」の日記は,→こちらからどうぞ。 国書刊行会版についての日記はそれぞれ,「比類なきジーヴス」,「よしきた、ジーヴス」,「それゆけ、ジーヴス」からどうぞ。 ジーヴズは執事? 従僕?の日記は,→こちらから, 「ジーヴズオムレツを作る」の日記は,→こちらからご覧下さい。 ウッドハウスの他作品についての日記は,フリーページ 読了本(海外) (ウッドハウス)からごらんください。 PS 下の「D.D.のたわごと」さんからのトラバはスパムトラバではありません。 日記記事には関連しませんが今日の日付に関連したトラバです(微笑) 楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/04/01 12:32:58 AM
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