ゴルフとYOUTUBE
お父さんはベトナムに滞在中は、ほぼ毎日ゴルフの練習をしている。ベトナムでは通勤時間がないし、会社の屋外に鳥かごと呼んでいるゴルフの打席があるので、そこで毎晩練習をしているのだ。 お父さんは下戸でお酒が飲めないので、同僚は仕事上がりにゆっくりと酒を飲みながら食事をしたり、部屋で飲みながらテレビを見たりしているようだが、お父さんはそのゆっくりができない。 そんなわけで、どうせ時間をつぶすのだったら少しでも役にたつことをやろうということで、運動とゴルフ上達を兼ね備えたゴルフの練習をするようになった。 ところが最初に始めた頃は、コースに出た時に練習の成果を感じることができたのだが、その後はまるで上達しなくなってしまった。 大体1日100~150球を打っているので、練習量はそれなりにある。少なくとも日本に住んでいるおっさんゴルファーよりはきちんと練習していると思う。それなのに、上達したという実感をコースで経験することができずにいる。 練習場の平らな床と違って、コースには平らなところはほどんどないし、方向もわかりにくくなる。コースに出るとうまく打てないのはそういうことが原因かもしれないのだが、お父さんは、別の原因を特定している。 それがYOUTUBEのレッスン動画である。今のYOUTUBEには、数多くのゴルフのレッスン動画が存在している。おかげでゴルフレッスンの本やDVDは一切購入することがなくなった。無料でティーチングプロのレッスンが見れるのだからこんなにありがたいことはない。 レッスン動画は、基本的な動作を教えるものから、部分的なコツや技を教えるものまでさまざまあるが、お父さんは基本動作をYOUTUBEで勉強することが多い。そして、日本でもベトナムでも、レッスン動画を見るとすぐに試してみたくなる。 基本的に人気のチャンネルは、説明が上手である。お父さんのスイングの悪い部分の原因などが、YOUTUBEを検索すると対策も含めてみることができる。 問題はその後である。頭がレッスン内容を理解していても、体がその通りには動かない。なので試した初日は基本的にスイングがおかしくなって、まともにボールが飛ばないことも多い。 レッスンでは非常に単純でシンプルな教え方をしてくれるので、簡単そうに見えるのだが、実際には動画で言われるほど簡単には身につかないのだ。 今回ベトナムに来てからも、ずっと練習をしているが、アイアンはそれなりに打てるようになったが、ドライバーがめちゃくちゃになってしまった。元に戻そうにもどんなスイングが元だったがわからなくなってしまった。 そんなわけで、今お父さんはそれを直すための動画を探して視聴して、それを試すということを繰り返している。これで行こうと思えるスイングにある程度戻るまでは、様々な動画のレッスン内容を試すしかない。 以前はいくつか見比べて、これで行こうという方法をひたすらやっていたので、アイアンは安定したのだが、ドライバ―がダメになってしまった。 ドライバーが良くなった時に、アイアンがダメにならないかが不安ではあるが、とりあえず今のドライバーではコースに出た時にゴルフにならないレベルまでおかしくなっているので、とりあえず当たる方法を頑張って探すつもりでいる。 レッスン動画は、それぞれに同じことを違う言い方で教えていると思っているので、自分の感性に合ったものを探さないと、逆にできていたものまで崩れてしまう恐れがあることを今回身をもって知ることになった。