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カテゴリ:どう企業を改革するか?
問題に対する応急対処には、2つの種類がある。
これは以前に紹介したトレードオフをとう解くかとは別の切り口だ。 トレードオフ問題を創造的に打破することが大切と説いたが、ここでは創造ではなく、とりあえずの対処をどうするかという判断についての話題だ。 これは品質管理で有名な判断モデルだが、意外にこれを解説した書物があまり見当たらない。しかし実務上、非常に大切であり、また知っていると有益な判断モデルである。 何かの連絡が入ったが、それは問題かもしれないが、問題ではないかもしれないというグレーな初期状態をイメージして欲しい。 対処についての判断は、次の2つである。 (1)ボンヤリ者の誤り すべて問題ないものと仮定して、何も対処しない。 (2)アワテ者の誤り すべて問題があると判断して、可能な限りの対処をとる。 (1)は、コストは安くつくが、リスクは最大。 (2)は、リスクは小さいが、コストは最大。 あなたならば、どちらを選ぶだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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うーん、難しい選択です。
リスク判断は、そのお客さまとの関わり方で判断しますが、 コスト回収の見込みが立たない離反見込客では、意図的にぼんやりするし、 契約後のHOT顧客であれば、コスト回収の目処が立っているだけに リスクヘッジで動きます。 その中間であるクロージング寸前客が一番難しいですね。 いずれにせよ、問題を整理したうえで経営判断を仰ぐのは 共通しています。 (Jul 6, 2006 06:16:47 PM)
じつはこの話はとても奥が深いのですね。
でも、これは社会的なコンプライアンスに関して言えば明確です。 ところが、それを理解していない企業が問題を起こしているのです。 というわけで、企業経営者にとっては首がかかったときにどうするかという判断なのです。 (Jul 7, 2006 04:14:09 AM)
イニシアさん
>じつはこの話はとても奥が深いのですね。 >でも、これは社会的なコンプライアンスに関して言えば明確です。 なるほど、アレの話だとアレになるわけですね! だいぶ昔の話になると思いますが、某北米子会社と某F社が絡んだ事例 は断片的にしか状況が分かりませんが、そのときの処理が鮮やか だっただけに、来年はF1独占供給という名誉も得られるわけなのですね! たまたま、日経○○ストラテジーでも特集していた内容だけに、 とても気持ちよく理解できました。 ありがとうございます! (Jul 7, 2006 06:31:24 AM)
junpapakazuさん
>なるほど、アレの話だとアレになるわけですね! >だいぶ昔の話になると思いますが、某北米子会社と某F社が絡んだ事例 >は断片的にしか状況が分かりませんが、そのときの処理が鮮やか >だっただけに、来年はF1独占供給という名誉も得られるわけなのですね! > >たまたま、日経○○ストラテジーでも特集していた内容だけに、 >とても気持ちよく理解できました。 >ありがとうございます! ----- まあ、いろいろありますが。 信用はお金には替えられないということでしょうか (Jul 8, 2006 11:42:33 PM)
そもそも、ぼんやり型もあわてんぼう型も電話番をさせないという解決ではないでしょうか…!?電話の応対ほど対話技術を要するものはありません。適性な無い者に電話に出ることは許しません。電話に出て状況判断を誤った部下より、電話に出させた上司の判断能力に問題がありますね!!
(Nov 23, 2007 04:02:07 PM)
〆飄飄さん
>そもそも、ぼんやり型もあわてんぼう型も電話番をさせないという解決ではないでしょうか…!?電話の応対ほど対話技術を要するものはありません。適性な無い者に電話に出ることは許しません。電話に出て状況判断を誤った部下より、電話に出させた上司の判断能力に問題がありますね!! ----- あははは。 おもしろいですね。 私も昨日は企業に電話していてひどい対応にいらいらしました。 (Nov 24, 2007 12:51:07 AM) |