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テーマ:私の読書(24)
カテゴリ:本
プリズム 百田尚樹 2011年
人格の形成は、生まれ持ったものと過ごしてきた人との関係の中で進行するので、外的なコントロールを受け続けてきた者と、思考して行動を試すことをお膳立てされた環境で過ごしてきた者では、大部異なる性格になる。その過程では、物的、肉体的な抑圧の程度も心情の形成に作用する。 自分自身をわかり、人や変化に対処していくようになると、自分の好きな事や好きな人を見つけて求めていくことが徐々にできるようになり、やがて自信の持てる人格が強固になっていく。 自分の中にある複数の心情を克服して人格が形成されていくこと、自分の異なる気持ちを全部ひっくるめて自身でそれらを理解し自分の人格をつくりだすこと、こうした人の成長を尊ぶのが作者の主題なのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 18, 2015 08:54:15 AM
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