無残な熊本城

2016.04.17

テーマ：日本のお城(201)

カテゴリ：お城・お寺　etc

14日に発生した熊本地震。各地で大きな被害をもたらしているが、僕が被害に遭われた方々以外のことで気になったのは熊本城だ。

城が好きで、このブログでも城については過去何度か取り上げているが、この熊本城も過去２回訪れている。

天守は現存ではないが、現存する多くの櫓、復元整備で再建された櫓、重厚な石垣などその城郭としての威容は数ある城跡の中でも群を抜いている存在感で、僕も大好きな城である。

それが悲しい姿になっている。

東十八間櫓と北十八間櫓、ともに創建当時のもの（ともに重要文化財）だが、跡形もなく崩れ去っている姿をニュースで見た。同じ重文では長塀も損壊している。再建では飯田丸五階櫓（隅石を残して今にも落ちそうな状態）、天守（鯱が落下し、瓦も落下）など相当のダメージを受けている。

築城されてから４１０年、堅牢な石垣でその強固な姿を保っていた城が、明治の西南戦争でも落ちなかったこの城が、

地震という自然の力の前にはもろくも崩れ去ってしまった。

多くの城ファンもこの事態については残念に思っていることだろう。

僕もそのうちの一人として、いつの日か力強い熊本城が復活することを願ってやまない。

写真は2013年に訪れた際の飯田丸五階櫓と北十八間櫓、本来あるべき姿だ。

北十八間櫓・東十八間櫓 posted by (C)momo夫：

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Last updated 2016.04.18 22:49:21
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