「メタボリック症候群」とは…
・腹囲(へそ回り) 男性:85センチ以上
女性:90センチ以上
・中性脂肪:150mg/dl 以上
・HDLコレステロール:40mg/dl 未満
・血 圧:150/85mmHg 以上
・空腹時血糖値:110mg/dl 以上
以上5項目のうち該当するものが3つ以上ある状態を「メタボリック症候群」と定義している。
数字だけでは健康診断の診断票がなければピンと来ないのだが、とにかく内臓にたっぷり脂肪がついている者は要注意ということだろう。
最悪の場合、動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症など命にかかわる病気につながる場合もある。
見た目は痩せていても、内臓に脂肪がついているいわゆる「隠れ肥満」も肥満予備軍といっていい。油断は禁物。
脂っこいものを好んで食べている人は当然危険性大だが、ふだん脂っこいものを食べなくても、糖質や炭水化物中心の食事ばかり摂っていると上記の数値は他人事ではなくなってしまうそうだ。
生活習慣病の温床ともなるべき「メタボリック症候群」、まずは規則正しい食習慣を実行しよう。
寝る前の馬鹿食い、朝食抜き、スナック類を食事に当てるなどは避けたい。
基本は3食、バランスを考える。特に野菜や果物は多めに摂ることだろう。
若い人はサラダを好んで食べるだろうが、野菜は煮たもの、茹でたものを摂るのが理想。
ほうれん草一束も塩茹ですれば見た目の量の3分の1くらいになってしまう。
サラダをひと盛り食べたといっても量的にはたいしたことはないのである。
我が父も以前は80数キロあったがミルクダイエットを行って成果を挙げたことがある。
食事前に低脂肪乳をグラス1杯か2杯飲んである程度おなかを膨らませてから食事に挑む。
何か食べたくなっても水か低脂肪乳を飲むようにしていた。我慢できなくなってもりんごなどの果物で済ませる。
間食を避け、食事は必要以上によく噛み、味わって食べる。炭水化物は米か芋に限定、味噌汁などの汁物はいくらでも摂っていい。
豆腐や大豆製品(納豆など)は多めに。デザートにはわらび餅やこんにゃくゼリーなどの低カロリーのもの。
休みの日には積極的に体を動かし、散歩に出かけたり自転車で遠出してみたり、
駅やデパートでは、エスカレータやエレベータを使わず階段を駆け上がる。
テレビを見ながら体操をしてみたり、腕立て伏せや腹筋をたとえ5回でも10回でも繰り返しやってみたり。
そんな生活を3ヶ月続けて15キロ近くウェイトを落としただろうか。
気分次第でやるダイエットはなかなか難しいし効果も目に見えて現れるものでもない。計画的かつ継続的に実行することが大切。
家族や友人に目標を宣言して、サポートしてもらうことも必要だろう。
健康は自らの努力で作り出すもの。
歳をとれば健康を維持することだけでもたいへんな労苦を伴う。
精神面でも肉体面でも健康でいられるのが一番だと思う。
*******
メタボリック症候群もこれで撃退!!