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テーマ:ニュース(99462)
カテゴリ:流通・小売業
大塚家具の大塚久美子社長が、辞任を表明しました。
過去の業績の責任を明確にするため、ということで、先日開催された取締役会で辞任を申し出、受理されたということです。 2年前に「大塚家具の苦悩」というタイトルで、このブログに記事を書きました。 結局は、そこから変われなかった、ということとなります。 久美子社長は、2009年に大塚家具の社長に就任しています。 その年の決算では、既に10億円を超える当期純損失を計上しています。 その後、店舗のスクラップ&ビルドなどで業績を立て直していきますが、2013年に会員制を見直しています。 これが後々、親子の意見の相違で問題になります。 2014年に久美子社長は解任されますが、翌2015年、あの大騒動の結果、社長に復帰します。 その翌年の2016年から4期連続赤字となり、2019年にはヤマダ電機の傘下に入ります。 それでも結局は立て直すことは出来ませんでした。 形式上は辞任になっていますが、恐らく実質的には解任と同様だと思います。 結局は、親子騒動でブランドを棄損させたことと、ビジネスモデルが中途半端だったことが原因でしょう。 時代の流れにも乗れなかったと思います。 仕方ないといえばそうですが、何となくこうなることは前から分かっていたような気がします。 ヤマダ電機が今後どうするのか、少しだけ注目してみたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年10月29日 18時17分28秒
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