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家庭学習コンサルタント 坂本七郎のブログ

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坂本七郎 プロフィール


家庭学習コンサルタント
ドリームエデュケーション代表
オンライン家庭教師「まなぶてらす」主宰

1977年生まれ。群馬県太田市出身。

塾講師や家庭教師など5000人以上の学習指導の経験から「家庭学習」こそが学力アップのカギであることを確信。
全国の小・中学生とその保護者に、中学受験・高校受験に向けた家庭学習のアドバイス、親子の関わり方について教えている。

また、受験や習い事など各分野のプロから自由に学べるオンライン専門の家庭教師「まなぶてらす」を運営。24時間365日、世界中どこからでも質の高い教育が受けられる環境を整えている。

主な著書に、ナツメ社から『マンガでわかる!中学生からの最強の勉強法』、大和出版から『小学生のための「家庭学習」の教科書』『小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集』、『出る順「中学受験」漢字1580が7時間で覚えられる問題集』、『漢字が好きになるドリル』シリーズ(いずれも大和出版)などがある。

ドリームエデュケーションHP

オンライン家庭教師まなぶてらす

坂本七郎への問合せはこちら

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2024/04

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2016/02/16
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坂本です。

中学入試が一段落し、高校受験もスタートしましたね。


さて、今日は家庭学習についてのよくある質問である

「癇癪の悩み」についてアドバイスをしたいと思います。



■問題が解けない時に癇癪を起こす子の対処法。
────────────────────────────


(ある保護者からの質問)

Q.うちの子は、問題が解けない時、間違えた時に癇癪を起こします。

 パズルをさせる、算数の問題を解かせる、国語の読解問題などでも
 わからない問題に対して我慢ができません。

 マル付け後「間違っている問題を直してみよう」と言ってもまず、
 消しゴムで回答を消す時点で癇癪を起こしたりふてくされたりしています 。

 できない事、わからない事、間違った事に対して、
 自分で冷静に対応する事ができないようです。

 私なりに落ち着いて消しゴムで消してみようとか、難しい問題だけど
 考えればわかるよとか声掛けはしているのですが

 まちがっていることが悔しすぎて冷静に対応できないようです。
 このような時どのように指導すればいいのでしょうか?


(坂本の回答)

A.

子どもが癇癪を起こすことは、くやしさの裏返しで、
自己主張ができている証拠ですので、じつはお母さんが
考えるほど悪いことではありません。

しかし、それが常態化してしまうと、勉強もなかなか先に進みませんし、
親の負担も多くなるので、何とか減らしていきたいわけです。

そこで、まずは癇癪が起こる原因をしっかり理解し、
その上で対応していくことが大切になります。



まず、子どもの癇癪は、次の3つのパターンが重なるとき、
おこりやすい問題であることを覚えておいてください。


1.ほめる(認める)頻度が減っているとき
2.親が教え込んでいるとき
3.問題の難易度が高いとき


1.ほめる(認める)頻度が減っているとき

勉強でもなんでもそうですが、
もっとも大事なのは、自分の力を信じること、
つまり「子どもの自信度」です。

この自信度のコントロールが、子どもの学力、
そして勉強中の癇癪にも影響を及ぼしていくのです。


そこで大切になるのが
子どもを「ほめる(認める)」技術。

親子の勉強で言えば、
・以前とくらべてどこができるようになったか
・どんな点が成長したか、改善したか
そうした細かい点を、ひとつひとつ指摘してやることが大切です。

お子さんと接する時、この成長点をキチンと探し、
指摘する意識を持つようにしてください。



2.親が教え込んでいるとき

1のほめる(認める)ことがもっとも大切ですが、
癇癪を起こす引き金になるのが、2と3の要素です。

親子で勉強をしているときに、
親が勉強を教えすぎていないかチェックしてください。


教えすぎるというのは、近道を教えるということ。
たとえば、次のようなものがあります。

「ここはこうやったほうが早いよ」
「だめだめ、そんなことをしてたらまた間違えるよ」
「ここはこうやって考えるんだ」

早く先にすすめたい、早く勉強を終わらせたいからと
ついつい近道を教えたり、答えや解法を教えたくなるのですが、
このような声がけは、癇癪の引き金になります。
極力少なくしてください。

教え込むのではなくて、次のようにヒントを与える、
質問を入れることを心がけましょう。

「もう少しカンタンに計算できる方法があるかもしれないね」
「その方法でもいいんだけど、もう1つ間違えずに済む方法があるよ」
「この問題をカンタンに解くためには、ここの数字に目を付けるとうまく
 いきそうだけど、どうすればいいんだろう?」

声がけを変えるだけで、子どもの反応が変わり
落ち着いて勉強に取り組めるようになります。

結果的に、学習効率もよくなります。



3.問題の難易度が高いとき

ともすると私たちは、早くむずかしい問題に慣れさせたい、
できるようにさせたいと、背伸びをした問題を与えがちです。

しかし、自信の土台がない子にとって、むずかしい問題は
ストレス以外のなにものでもありません。

これが原因で勉強がイヤになったり、癇癪を起こしたりします。

子どもに問題を与えるときは、難易度に注意をして、
スモールステップで少しずつ難易度の段階を上げていくことが重要です。

また、ときにはカンタンな問題以外を一切見せずに自信を高めていく
過程が必要な子もいます。

自信がついてきて、やさしい問題ではもの足りなくなったとき、
はじめて自分からむずかしい問題にも挑戦してみたいという
心の強さが生まれるのです。



<まとめ>

もし子どもが癇癪を起こすようであれば、まず、
・最近、ほめる(認める)回数が少なくなっていないか
をチェックしてみてください。

その上で、
・勉強中、教えすぎていないか
・問題の難易度に問題がないかどうか
を確認してほしいのです。


以上を意識するだけでも
子どもの癇癪は確実に減っていきます。

学習効率が上がり、学力も伸びていくことでしょう。

ぜひ試してみてください。


坂本 七郎




追伸:

合格報告のメールを送って頂いたみなさま、
ありがとうございます。
一通一通、ていねいに読ませていただいています。

また、中学受験が終わった人は、すぐに
中学数学、中学英語の予習をはじめましょう。

すでにお持ちの人は、「サクラサク高校受験」に
具体的な方法があるので参考にするとよいでしょう。
http://www.koukoujuken60.com/

数学と英語は、先取りをしてできるだけ貯金をつくっておくことが
入学後の学力を左右します。

そして入学後の学力は、そのまま卒業時の学力にも
つながるケースが多いのです。

再スタート、がんばりましょう!



追伸2:

現在、新サービスの準備をすすめています。

0から1をつくるのって本当にパワーが要りますね。
でも、またこれが楽しくもあります。

3月には具体的な内容をお伝えできるかなぁと思います。
ご期待ください。



追伸3:

昨年、このブログでも配布した「11ますシート」。
http://plaza.rakuten.co.jp/kikuji/diary/201511190000/

このツール、子どもの学習習慣化に役立つとなかなか好評です。

「わが子にも学習習慣を身につけたい」
という方がいましたら、ぜひ今日からでも
こちらのツールを使ってみてください。

すでに11ますシートを使って学習習慣がついた!
という人はいませんか?

もしいたら、左側の問合せリンクからぜひお知らせください。

それでは、また次回。





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 発 行      ドリームエデュケーション 坂本七郎
 ホームページ   http://www.dreameducation.co.jp
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Last updated  2016/02/17 12:03:00 AM
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