神谷ちづ子・ついつい・一言

11日日曜のフジテレビ『報道2001』で、

セウォル号沈没事故をテーマに、山本一太領土問題担当相が、

「戦後韓国の経済成長は日本の経済モデルを参考にしたものだ。

日本は平和国家としての歩みの中で戦後韓国に非常に大きな経済協力をした。

当時の韓国の国家予算より多い５億ドルを提供し、

ソウルの地下鉄と製鉄業界の技術協力など各種支援をした。」などと述べ、

「韓国は感謝を知らない」旨の発言をし、

その他出席者も韓国に対する悪い話で話を盛り上げ、

韓国人女性教授が単独で孤軍奮闘したが数的な劣勢はどうしようもなかった・・

という記事を中央日報が書いています。

この番組、私も見てまして、彼らの言うことはまさにその通りだけれど、

「韓国は日本から学ぶべきです」なんてことまで言われて、

同席している「韓国人女性教授」は、不愉快だったろうと思いましたね。

自分の国のこと、貶されて愉快な人はいないしね。

この「女性教授」というのは、東海大学の金慶珠さんで、

今や、報道番組に出すっぱりの論客。

ホリプロ所属らしいんですがね。

とにかく、理路整然。

日本の識者と言われテレビに出ている人達って、

自分がなにを言いたいのか、よく分かっておらず、

分かっているつもりでも、話しているうちに、

段々グジャグジャになる人が多いですけれど、

彼女は、一点のブレもなく、そこはりっぱです。

ただ、流れるように一方的に話して、

誰にも口をはさませないどころか、人の話の途中でも、

強引に入りこんで、話を取ってしまう・・というスゴ者で、

面と向かったら、きっと、すっごく腹立たしい女じゃないかなぁ。

あまりの強引さに、私もイ見ていてイラ付くこと多いんですが、

でも今回は、彼女曰くの、『「セウォル号沈没事故」をもって、

韓国の歴史的文化的背景を分析するのは、あまりに安易・短絡だ』

・・というのは、分かるような気がします。

テレビ的ネタとして、小保方さんと沈没事故は、

視聴率確保の美味しいネタなんでしょうが、

最近の報道番組は、安易に踏みこみ過ぎ。

専門家に語らせるならともかく、タレントや漫画家連中に、

話を振るな・・って言いたいですけどね。

それにしても、最近、テレビをみたまま記事にする記者って多くはないか

そんな安易な記事書いていて、いいのかと思いますけど。