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テーマ:テーマパーク(585)
カテゴリ:コンクリート像
この城は太陽公園の白鳥城です。
白鳥城は兵庫県姫路市にあります。 太陽公園には「石のエリア」と「城のエリア」があります。 白鳥城は城のエリア。 太陽公園は敷地面積3万坪、総工費160億円。 白鳥城にも工費40億円がかかっています。 モデルは、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城。 城の内部にも入れます。 城のテラス部も綺麗です。 内部は7階建てです。 太陽公園は、愛光社会福祉事業協会が運営する障害者の雇用の場でもあります。 協会の理事長であった門口堅藏氏の力で開設されました。 この太陽公園のご紹介は長くためらいました。 私好みのコンセプトの公園ですが、見れば見るほど違和感が増してくるからです。 例えば次の写真をご覧ください。 撮影時には気づきませんでしたが、バルコニー下部に妙なものがあります。 左から6つ並ぶ人物の顔。 実はこれ、元理事長の門口堅藏氏の若い頃からの年齢別の顔です。 私はこれに気づいた時、寒気が走りました。 一見、太陽公園は愛好家の建造物に見えますが、これはそうではないことを示しています。 本家、ノイシュヴァンシュタイン城のバルコニーを見ましょう。 (出典: https://osmo-edel.jp/column/1775-2/) 城愛好家のルートヴィヒ2世は、彫刻でバルコニーを飾りました。 この素晴らしい彫刻をモデルにした時、愛好家ならレプリカに自分の顔を刻みはしません。 それでも、そこには忘れてはならない事実があります。 門口堅藏氏は太陽公園を造り、障害者の雇用の場を生み出しました。 一方でルートヴィヒ2世はノイシュヴァンシュタイン城を造り、国家財政を破綻させかけました。 この事実の対比が、社会の深奥を見せるようで、私はたまらなく嫌なのです。 【楽天】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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