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テーマ:イタリアぶらぶら(151)
カテゴリ:イタリアぶらぶら
成田をお昼に出て、ベネチア着は現地の夜8時。 EagleCreekが成田で機内預けになったため、 (規定より奥行きが大きすぎるのと、9キロあったため。 この件については、ひとつ前のエントリー参照。)
http://plaza.rakuten.co.jp/mamik/diary/201406100000/
イタリアだから、預けた荷物が成田や羽田みたいにすぐに出てくるとは思えない。 でも、予想よりは早く荷物が出てきて、(これも北と南の違いなのか!?) ならば8時45分に乗らねば! と小走りしながら船着き場に急いだ。 乗れない場合は、1時間待ちなのだ。
乗り場手前で、大急ぎで切符を買った。 1~2分出航時間を過ぎていたが、そこはイタリア。
ここはゆっくり構えてリラックスだね』
1時間は長いが、仕方ない。 15ユーロの切符を買ってしまったので、無駄にもできない。 バスとヴァポレットを乗り継ぐ方が早そうだが、ここは我慢だ。
外人さんたちはガッカリする様子もなく、ニコニコ笑っている。
この時間帯に何もせず、ずっとこの木の椅子に座っていなくちゃならないというのに。 欧米人というのは、普通にこうして気が長いのか?
9時45分の船に1時間揺られたら、 夜中の11時頃に土地勘のない場所をさ迷うわけだ。 ・・・、嬉しくない。
もともと治安がいいと言われているベネチア、 予想通り 『問題ないですよ~』 と返事はもらっていた。 でもねえーえ、そんな時間にうろつきたくないよ。
30人ばかり乗っていたうちの8割は降りたのでは?
降りる時に、うち1人がわたしのキャリーを持ち上げて船から降ろしてくれた。 いつでも笑顔、親切で優しい人だ。
途中までとは言え、誰かについて歩きたくて、この人たちの後ろをついて歩いていたら、 同じ船から降りたおばさん(どピンクの旅行キャリーを引いている)に声をかけられる。 聞かれるままホテル名を告げると、 あっちよ~ と、違う方向を指さされる。 地元の方ですか? と問うと、そうだと言って去って行く。
ま、仕方ない。 おかしな輩がウロツイテいないことを祈るしかない。
船着き場から約3分のはずのホテル、いったい何処にあるのさ~~(>_<) 夜中にガラガラ音をたてると石造りの道にやけに響く。 よいしょ! と、9キロを背負う。
そうこうするうち、 住まいの窓から顔を出した地元のおばあちゃんに行き先を聞かれ答えたら、 こっちじゃない、あっちー だって すっかり不安になり、小道をうろうろ。 しばらくして、やっと少し広い通りに出ることができ、 まだ開いていたバールのボーイさんをつかまえてまた聞く。 教えてくれたが・・・
まったく同じ通りに、なかなか出会わない。 近いはずなのだがなあ・・・ 最後は たった1人で歩いていたオジイチャンに案内されて、やっとホテルに辿り着いた
よい服装をしていて、お帽子とステッキ姿。(いや、ステッキはなかったかも。) やっぱりニコニコしている。 美味しいお酒だったのだろう。 親切で優しい人だった。
ここまでで、船を降りてから20分ばかり経っていたはず。
ハロー・アゲイン! なんて言葉を交わし、すれ違いざま、 私は道に迷ってしまいました。と言ったら、 『僕たちも迷ったんだよ。でも、こうして万事OK!』 って、またもや満面の笑顔。 これからバールを探しに行くのかな?
それにしても奇遇だ。 ホントに奇遇だ。 ヴェネチア、サンタンジェロ。 いくつも、いくつもホテルがあるはずなのに、 まったく同じホテルに、同じ船で同時に着いたのは、 唯一お喋りした外人さん2人だったわけ。 イタリアでは、時々不思議なことが起こる。
この2人は、マークとマーク オランダから来たMarcと、フランスから来たMarcだった。
つづく
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