テーマ:フライタイイング(1090)
カテゴリ:フライのお話
最近「コッチの世界」に足を踏み入れちゃった、可愛そうなヒトたちへ。
カディスとしても、テレストリアルとしても使えるピーコックボディのエルクヘア・カディスの巻き方を、軽~く流しておきます。 まずは材料から。 フックはお好みで(写真はファインワイヤの#12)、ウィングにブリーチド・エルク、ボディにピーコックハールを3本、ハックルはグリズリー。 以下、ポイントのみ解説入り。 ハールは先端部分を巻きとめて、スレッドに撚りつけます。 寄り付けは必ずハールを左からスレッドの後ろを通して、右から前へ。(なぜかは実際に巻いてみると分かります。反対周りと比べてみてください。) 撚りつけたらヘッド付近まで、ハールをスレッドごと巻きます。 左から後ろを通して前へ posted by (C)matsukuni ヘッド付近にハックルを巻きとめて、スレッドはハールボディの上を数回転させつつテール部まで戻します。 ハックルを留めて posted by (C)matsukuni 初めに同じ位置で2回転ハックリングしたら、4~5回転でテール部までハックリングしてスレッドで留めつつ、スレッドをハックルにクロスラップしながらヘッドに戻します。(クロスラップすることで、ボディとハックルの崩壊を防ぐ) 一般的なテール側からのハックリングでも勿論構わないのですが、ハックルって根元から先端に掛けてファイバーが徐々に短くなるでしょう? なのでテールから巻くとボディハックルのファイバーの長さがヘッドよりテール側の方が長くなってしまって、不恰好に見えるのがボクは好きじゃないのです。 ファイバーの長さがほぼ均一なサドルハックルを使うか、ハックルティップを巻き止めてテールからヘッドに巻き進むのも一手ですが、クロスラップで補強を兼ねるのでより実用的にできるのがこの方法の強み。 初めに2回転 posted by (C)matsukuni 後ろにハックルを巻いていって posted by (C)matsukuni クロスラップでスレッドを戻す posted by (C)matsukuni ボディハックルの下部と上部をカットして、ウィングを切り出します。 ハックル下部と posted by (C)matsukuni 上部をカットして posted by (C)matsukuni エルクのアンダーファーを取り除くのに、ボクは100均で購入した眉毛用のコームを使ってます。 エルクヘアを切り出す posted by (C)matsukuni アンダーファーを梳いて posted by (C)matsukuni スタッキング posted by (C)matsukuni 最初の3回転は強めに巻いてヘアをしっかり固定して、続く5回転くらいはスレッドのテンションを調整してウィングは好みのフレア具合に。 最後はウィップフィニッシュして、ウィングの余分をカットしたら完成。 ウィングの先端はフックゲイプの先くらい posted by (C)matsukuni まずは3回転で固定して posted by (C)matsukuni スレッドテンションを調整しつつフレアを加減 posted by (C)matsukuni ウィップフィニッシュして posted by (C)matsukuni 余分をカットしたら完成 posted by (C)matsukuni ハックル下部をカットするのは、キャストした瞬間に水面で姿勢を安定させたいから。 ここまでできたらバイスからフライを外して机の上に軽く投げてみて、ほぼ毎回ウィングを上にして立ってくれたら合格。 ハックルをカットしないものと比べてみると、その安定感の違いを実感するはず。 投げても立つように posted by (C)matsukuni ボク自身は、もう少しだけウィング少なめが好みですが、まずはこのくらいのボリュームが見やすくて良いかなぁ。 ウィング多めのカディス posted by (C)matsukuni ヒロシくん、リコプテラさん、楽しみながら頑張って! (kuni) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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