カテゴリ:こんな事もあった
2004 11/29(土)
shinはSTの記憶のテスト。 朝から音読や計算をしてウォーミングアップをしていったが果たして…。 最近「曇りオツム」が続いている。 退院して一年が経ったが、なかなかshinのオツムの状態は分からない。 ただ病院でもこの病気の後はオツムが晴れている時と曇っている時があるから…と聞いていたので、ああこれがそうか… と思うのだが。 段取りや判断・記憶など「上出来」と言える時も増えてはきているものの、いつもそうとは限らず最近shinの行動を見ていて「今日は晴れ」「曇りかな」と判断出来るようにはなってきた。 しかしこの一年間毎日一緒に過してきた私がやっと判断できる事をもし社会復帰できたとして、職場の人たちが分かってくれるだろうか。 こんな事を考えていると胃がシクシクしてくる。 帰宅後様子を聞いてみると「う~ん分からない」。 次回は12/27なので私も一緒に行き結果を聞くことにしよう。 2003 11/29(土) *自宅復帰35日目* 朝が苦手な長女にモーニングコールを入れる為、いつもと同じ5時過ぎに起きました。 横浜に住みだした頃、冬の夕暮れがとても早くなんだか心細い気持ちになったのですが、久々の長崎の朝は7時でもまだ薄暗い感じです。 9時ごろになってようやく「あ、今日もお天気だ」と分かり 明るい気持ちになりました。 昼食集合まで時間があったのでshinとグラバー園へ行ってみました。 本当に何年ぶりでしょうか。 長崎のシンボルである坂道に動く歩道が作ってあります。 この歩道も完成直後は「景観にそぐわない」とか「歩いてこその坂道だ」とか非難ゴウゴウだったのですが、いつの間にか周囲の風景に馴染んだものとなっていました。 有名なグラバー邸の他にも敷地の中には洋館が幾つか建っており、とても綺麗に整備されていました。 観光客も多く、いろんな土地の言葉が聞こえてきます。 長崎は小さな街で主要な観光スポットは路面電車で行ける範囲にあるので修学旅行も多く、シーズン中は電車に乗っているとよく中高生のグループも見かけたりしました。 乗り合わせた地元の人たちは旅行者に行き先を尋ね、降車の電停を教え、次はどこへまわったがいいかまでレクチャーするような親切な街なのです。 中華の昼食を摂ったあと、弟の提案で写真を撮ることになりました。え~聞いてなかったしぃ…。 言ってくれればそれなりに用意のしようもあったのに・・なんて思いましたが、飾らない写真もまたいいかもしれません。 ふらりと入った町中の小さな写真館で6人の写真を撮ってもらいました。弟もいろんな事を考えたのかもしれませんが、私はいい記念になってくれるように祈りました。 一応病人の父も歩きなれた町中をスイスイと動いており、外泊中の人には見えません。 shinもグラバー邸からを含めるとかなりの距離を歩いていますが、特に疲れた様子もありません。 病中の父、病後のshin、この姿を見れてなんだか安心した私です。 次女の憬れの一つに「コタツ」があります。 我家にはコタツが無いためでしょうが、今回の旅行の前に 「おばあちゃん、私コタツに入りたいの」とリクエストをしていました。 でも昨日今日の長崎はちょっと動いただけで汗ばむような気温です。 「Mちゃん、こんなに暖かいけどコタツどうする?」と母は笑いながら次女に聞いています。 楽しみにしていた次女も苦笑いです。 「また寒い時に来るから、その時にお願いね」と答えていました。 私も海辺の町の祖父母の家へ行く時は飼っている動物との交流が楽しみでしたが、大人には何でもないことでも子供には嬉しいものなのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.12.04 12:38:31
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