カテゴリ:つれづれ
2005 6/21(火)
こんばんは、minminです。 早くも今日は夏至。 季節が確実に移っていくのを感じます。 さて、今夜は「ホタル、二日目」でジブリ作品の「火垂るの墓」について。 宮崎駿監督のアニメ作品は子供達も大好きで「トトロ」をはじめ「魔女の宅急便」「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「紅の豚」…など何度も何度も繰り返し見ながら大きくなりました。 何回見ても新たな感動や笑い、共感があるらしく今でも時々見ているようです。 また久石譲さんの音楽も素晴らしく、楽譜も沢山あるようですがつい口ずさんでしまうようなメロディーで私も大好きです。 ですが、個人的には「火垂るの墓」だけはダメです。 嫌いではなく、ダメなのです。 高畑勲監督の作品は他に「隣のヤマダ君」があったように記憶していますが、 この「火垂る…」はあまりにも悲しすぎて最後まで見ることが出来ません。 幸せな家庭の風景から、戦争の様子、軍人のお父さんの死、優しかったお母さんの死、節子ちゃんと10歳違うお兄ちゃんが生きていくためにしなければいけなかったこと…。 子供達には過去にあった悲しい歴史として知っていて欲しいので見てもらいたいと思っていますが、私はあまりにもリアルすぎて見る事ができないのです。 ファミレスのレジ近くに置いてあるサクマの缶入りドロップ(最近は節子ちゃんの絵がついているのもありますね)を見ただけで鼻の奥がジンとしてしまいます。 漫画家の西原理恵子さん(現在放送中の朝ドラの最後のイラストも描いてますね)のご主人はこの「火垂るの墓」が特別お気に入りで、何度も何度も繰り返し見ては感動のあまり泣かれるそうです。 そういう意味でやはりインパクトの強い作品だし、こんな時代もあったのだと言う主張ある作品なのでしょうね。 でもこの作品の中で唯一、好きな場面があります。 海水浴に行った先で、お母さんがお兄ちゃんと節子ちゃんを呼ぶ場面。 「カルピスも冷えてるよ~」(たしか「埴生の宿」がバックに流れていたようでした) 緩やかな海風を受けながら日傘を差したお母さんの優しい姿がとても印象的で、ここだけが穏やかな気持ちで見られます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|