2006 8/13(日)
こんばんは、minminです。
昨日の雷雨のおかげか 今日は気温も低めでしたが
夏に一度は食べたいものにかき氷があります。
高校の帰り道 繁華な通りを一本入ると住居や
小さな店などが並ぶ一角がありました。
その中におばちゃんのかき氷屋もありました。
土間はあったものの そこにあるテーブルだけで足りなくなると
高校生達はどかどかと畳の部屋に上がりこみ 座卓を並べ
各自で注文を確認し おばちゃんに伝える・・・そんなお店でした。
鋳物で出来た大きなかき氷器は確か手動でした。
おばちゃんは次々とくる注文をこなすために 大汗かいて
氷をかきます。
エアコンなんてハイテクはありませんでしたから
お座敷で扇風機が回っていれば上等。
でも開け放した縁側から入ってくる中庭の風は心地よく
部活や補習で疲れた若者達の中には
畳の上で寝息を立てる子もいましたっけ。
朝顔型の丈夫なガラスで出来た器に山盛りのかき氷。
好みの味を食べながら テーブルごとに笑い声や嬌声が
響きます。
外出先で食べたくなってかき氷を注文する時もありますが
待っている間に体は冷房で冷えてしまい 気持がしぼんでしまう
ことも何度か経験しました。
かき氷にはおばちゃんちの畳と座卓 そして中庭からの
そよ風が何より似合う取り合わせだったのです。
帰省するたびに あの店はまだあるのかしら・・・
なんて気にはなるのですが。
あずき いちご ミルク メロン・・・お好みの味はなんでしょう。