21世紀に入ってまもないある年の5月。Mizumizuは母とともにシチリア個人旅行を計画した。旅の計画の立案に協力してくれたのは、イタリアはプーリア州バーリに住む友人のイタラだった。
「シチリアに行く前に、絶対にバーリにも寄ってね」
の言葉に誘われて、日本からローマに飛んだMizumizu&母は、南へ向うインターシティに乗り込み、バーリに向った。
ローマ7:40→バーリ12:31
プーリア州は長靴のカタチをしたイタリア半島の東南、カカトからふくらはきぐらいまでの部分にあたる。バーリは州都でアドリア海に面した都会。駅前には整備された新市街。イタラのアパルトマンは、駅から歩いて7-8分の目抜き通りにある。日本風に言えば「都会の一等地に建つ高級マンション」。新市街を抜けると細い路地の入り組んだ旧市街が広がり、観光スポットでもある聖ニコラ教会もこのエリアに。
聖ニコラは、サンタクロースの語源になった聖人で、バーリの守護聖人でもある。
ニコラ像の周りには花がいっぱい。
聖ニコラ祭では、この聖人像がかつがれて街中をねり歩く。こうした聖人祭、日本人には、『ゴッドファーザー』の1シーンというと、イメージがつかめるかも。
聖ニコラ教会の裏手では静かな時間が流れていた。鉢の置き方もなんとなく詩的
夜はお祭りがあるというので、旧市街へお出かけ。
「カメラを取られないように気をつけて」
とイタラから厳重注意が。
明るく近代的な新市街と朽ちたような建物の並ぶ旧市街では、そこに住む人々の生活レベルの違いがくっきり。新市街は別にフツーの都会の街だし、歩くには旧市街のほうがおもしろいのだが、イタラ曰く、
「夜は私だって1人では歩かない」
とのこと。
イルミネーションの「門」が教会への道を飾る。
神戸のルミナリエ? と思うかもしれませんが、場所は南イタリアのバーリです。
こちらのイルミネーションのほうが、日本のこの手のイルミネーションよりずっと素朴。
こちらもまるっきり
東京ミレナリオの縮小版。もちろんイタリアのほうが元祖です。
「このイルミネーション、ここでのお祭りが終わったらどうするの?」
とイタラに聞いたら、
「たぶん、たたんで次の街へ持っていくんでしょ」
とのこと。
イタリアの元祖ルミナリエ・ミレナリオは巡回方式だったのネ。
<明日はバーリの近郊、アルベロベッロを紹介します>
追記:
引き続き、フィギュアに関する署名を募集しています。内容をよくお読みいただき、ご賛同いただける方は、署名をお願いいたします。
署名の集まり方の速さに驚いています。いかにおかしなルールと選手を消耗させる商業主義にファンの怒りが高まっているか、如実に見る思いです。
http://www.shomei.tv/project-603.html
http://www.shomei.tv/project-608.html