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Mizumizuのライフスタイル・ブログ

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ゴロワのブログ GAULOISES1111さん
Tomy's room Tomy1113さん
2009.12.23
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カテゴリ:Essay
東京という街はおもしろい。クール&モダンなビル群が林立している脇で、江戸の風情の残る古びた路地も残っている。最先端のデザイン性を追求した空間を歩くのも楽しいし、ゆかしい坂にいざなわれて、時代を忘れるちょっとした迷宮に遊んでみるのも捨てがたい。

だが、どうにも陰鬱で虚無な空間もある。その多くは、あのむなしいバブルの時代の遺産だが。

東京で「好きになれない」場所というのもいくつかあるが、そのうちの1つが案外行く機会の多い西新宿のビルの1階。

1泊7万も取る高級ホテル、パークハイアット東京のグロッサリーストアと、デザイン性の高い(ついでに値段もバカ高い)小物を売っているコンランショップの間、ここに広がっている空間は、実に近代的で、実に無機的だ。

いつもここに来ると、地下の駐車場に入るだけで、巨大な霊廟に飲み込まれていくような気分になる。

コンランショップ
駐車場からエレベーターで1階に上がってくると、目の前に広がっているのが、このバカバカしいほどデカいロビー。案内嬢がきちんと座ってるのさえ、一種の虚構に見えてくる。

こういう空間でも、生きた人間が頻繁に行き交えば、もう少し体感温度が上がるのかもしれない。だが、いつ行っても人が全然いない。

内装に使われている素材も、どこまでも冷たく、無機的で、ヤケに明るい蛍光灯の白っぽい光に照らされて、何もかもが白々しく、無価値に見える。こういう空間は、ちょっと歩くだけでひどく疲れる。

ところがところが。

ここから、ホテル棟に移って、ほの暗いグロッサリーストアに入ると様子は一変するのだ。美味しい惣菜やパン、チーズといった軽食を置いている店内は、いつも人で賑わっている。

要するにこのビル、人がいる場所とまったくいない場所に極端に二分化されているということ。

ビル内
賑わうグロッサリーストアを抜けて、コンクリートで固めた中庭からコンランショップのある商業棟の1階に移ると、またもパッタリと人がいなくなる。

天井から吊るされた装飾は、巨大なエチゼンクラゲのようで、オシャレなつもりでデコレートしたのだろうが、人気のない冷たい空気の中では、いっそ不気味だ。

エスカレーターを上って2階に上る。

そこから見るコンクリート漬けの中庭。
冷たい・・・
デザインだけ見れば洗練された都会的な中庭だといえるかもしれない。だが、この広場で、どうやって人が人間的な気持ちになれるというのか。寒々しいのは真冬だからというばかりではない。

あくまで人工的で、どこまでも殺風景。人が立ち止まって安らぐことを拒否するような「モダン」なデザインの中庭は、ただ足早に通り抜けるしかない。

東京の街角で人々をひきつけているイルミネーション装飾もない。コンクリートの平面と凹凸面が、都会のもつ虚無性を強調するばかり。

あまり居心地のよい中庭――あるいは人が付け入るスキのある空間というべきか――にしてしまうとホームレスが集まってきて迷惑だとか、そうした懸念があるのかもしれない。

ここにクルリと背を向けて、コンランショップの中に入れば、不思議と人がいるのだ。売れているかどうかは定かではないが、奇抜なデザインの小物類の並んだコンランショップは、見て歩くのは楽しい。ショップ内は、音楽をかけて、外界とはまったく異質の世界を演出している。

パークハイアット東京の上階も同じように、自己完結したそれなりにオシャレな空間を持っている。41階(!)にあるラウンジやバーは、摩天楼都市東京の景観を存分に楽しませてくれる。ここもやはり、人がいないということはない。

だが、その足元がこんなにも虚無的だということに、(主に白人の)ホテル宿泊客は気づいているのだろうか。繁華街新宿に至近で目の前が公園だと言えばひどく聞こえがいいが、その公園は実は悪名高いハッテン場。

このビルは都庁にも近く、新宿駅まで遠くはないのだが、と言ってぶらぶら歩いて楽しい道だとは到底言えない。いつも車で行くのだが、ビルの谷間に作られた広い車道の脇の、これまただだっ広い歩道は、ほとんど人が歩いていない。こんなにも人が歩かないのに、なぜあんなにも広い歩道を作ったのか。まったくもってちぐはぐだとしか言えない。ここは田舎ではない、東京でも屈指の繁華街・新宿のすぐそばなのだ。

新宿駅に向かう途中、周囲の寂しさをむしろ強調するような寒々しいイルミネーションや、邪魔なだけの無意味なオブジェが道の脇に現れるのだが、それを見ると、ますます歩きたいという気持ちが失せてくる。

いくらホテルやショップが高級でも、こうも周辺の環境が人工的で無機的では、魅力は半減してしまう。

こうした人間味のない開発は、時代が悪かったのか・・・

いやむしろ、この西新宿の土地そのものが呪詛的な性格を秘めていて、ヒューマニスティックな暖かみがとことん拒まれてしまったのではないか。新宿中央公園が、「そんな場所」になってしまったのも、この土地に何らかの因縁というのか、ある種の磁場があるからではないのか。

昔ここらあたりに何があったのか、古地図で調べてみたくなる。








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最終更新日  2009.12.23 22:56:47



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