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カテゴリ:Gourmet (Sweets)
マンダリオン・オリエンタルは好きなホテルだ。タイでは必ずといっていいほどここの系列ホテルに泊まっている。東京のマンダリン・オリエンタルもずいぶんと評判がいいらしい。 ここのアフタヌーンティーは、週末は予約がいっぱい。ふらっと行って入れるものではなくなっているとか。 ・・・たかだか、アフタヌーンティーで? 信じられない。 バンコクのオリエンタル・ホテルのアフタヌーンティーも、ガイドブックなどでは盛んに宣伝していたし、実際に人気もあり、混んでいたのだが、ハッキリ言って、「宿泊できない人たちのためのサービス」という雰囲気がアリアリで、場所や内装も(写真ではよく見えるが)ヘルスセンターまがいで、宿泊客用のサービスとは一段も二段も落ちる感じだった。 東京のマンダリン・オリエンタルのアフタヌーンティーはどうかしらん? というワケで、わざわざ予約をして行ってみた。 天井のバカ高いラウンジに、大きな窓ガラス。なので眺望バツグン・・・と言いたいところなのだが、南西向きのせいで、直射日光がきつい。シェードを降ろさずをえず、シェードを降ろせば眺望はほとんどなくなり、しかもシェードは太陽を全部遮ってくれるわけではない。 折りしも歴史的(?)猛暑の東京。シェード越しの太陽に照らされて、もともと太陽アレルギー気味のMizumizuにはつらかった。せっかく窓際を予約したのが完全に裏目に・・・ このラウンジは、明らかに午前中のほうが光の加減で眺めがいいはずだ。ということは、朝食会場にしているのだろうか? 午前中は宿泊客向けの空間にして、午後の直射日光攻撃が始まったころに、外部客用のアフタヌーンティー会場にしている・・・のかもしれない。 アフタヌーンティーの定番サンドイッチの代用。フォアグラ、サーモン、かぼちゃ・・・といった材料をパンやトルテと組み合わせている。一見お寿司のようにも見えるのが、そこはかとなくジャパニーズ。 味は・・・まあ、可もなく不可もなく。 サンドイッチ(のスシ風代用品)のあとはスコーン。えらく小さい(苦笑)。ジャム2種とクロテッドクリーム。ジャムは確かに美味しいが、最近は美味しい(そして高い)ジャムはいくらでも東京に出回っているので・・・ ここのアフタヌーンティーの売りは、まさに「ティー」にあるよう。オリジナルのブレンドティーを含め、メニュー1枚分にぎっしりかかれたドリンクが、いわゆる「飲み放題」(というか、注文し放題というべきか?)。 ブレンドティーはどれもかなりのレベルで、これだけ種類の豊富なお茶が飲めるなら、場所代も含めて、3800円(だったかな?)は高くないように思う。 オリエンタルなディスプレイが際立つスイーツ群。グラスに入っているのはマンゴープリンとココナッツクリームのよくある組み合わせ・・・なのだが、マンゴーのスイーツは、さすがに相当なレベルだった。東南アジアを拠点にしているアジア資本のホテルって、たいがい洋風のスイーツはだめだが、マンゴープリンだけは最高だ(笑)。 他のスイーツは・・・味はいいものもあるのだが、とにかく甘すぎる。これも日本以外のアジアの特徴。 お茶は確かに美味しかったので、1度なら行ってみる価値はあると思う。ただ、真夏は避けたほうがいいかもしれない。 客層は圧倒的に若い女性。これはタイの有名ホテルのアフタヌーンティーラウンジもそうだった。突然日本の若い女の子ばかりになり、物腰の丁寧なウエイターがサービスしている。そんなに人気になる理由・・・イマイチよくわからないのだが、恐らく、憧れのホテルの宿泊は無理にしろ、その雰囲気を味わってみたいという願望にアピールするのだろう。 アフタヌーンティーラウンジとは逆方向にある、トイレからの眺めのほうがずっとよかった(爆)。巷で話題のスカイツリーも見える。 地上階に下りてショップをのぞいたら、な~んだ、今出されたジャムだとかお茶だとかがさかんに売られている。ナルホド、オリジナル商品の宣伝も兼ねているというわけね。うまい商売だ。 とまれ・・・マンダリン・オリエンタルの魅力は、やはり宿泊してみなければ、本当にはわからない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.09.01 14:53:01
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