産後リカバリーヨーガ　embrace 　＜東京都調布市・世田谷区＞

　朝、ご縁のあった方にクラニオを。

　タオルの上からセトリングストロークをしながら、
あぁ、触れられたいからだなんだと、なんだかしみじみとわたしの手は感じた。

　いまはとにかく、
ただこの手が感じるということを重ねたい。

　がんばり屋さん、
自分よりもひとのために尽くすそのひとのからだから、
いったい何度心とからだのキャパを無理に引き上げてきたのだろうかと思いが巡る。

　やっかいだけれど、
おとなになっても触れられたいんですよね、
あたまや背中を撫でられたいし、労われたい、
そんなことを話したりした。

　印象的な言葉があったので。

　仙骨に手をあてているときに、
そのひとは、

　「まるで腰にばくばくとした心臓があるみたいです」

　これは、頸椎７番に触れたときも同じように感じたよう。

　なんて面白い表現なんだろうって。

　手をあてたどの場所も、
わたしの手は始め重さを感じるけれど、
やがて大きなエネルギーのうねりと、変化を感じて、
もちろんミッドとロングの波も感じ、
やがて手がとても軽やかになる。

　何度となくがんばりを重ねたそのひとが、
いま自分自身が何を感じているか、
こどものように素直にぱっと感じられるようになれば、
別にこりがあろうとなかろうといいと思うのだ。

　いま何を感じていますか？

　という問いに、
実は感じたままをぱっと言葉にするって、
案外難しかったりする。

　この感覚に躊躇が入ったり、
あるいはセラピストに、こんなことを言ったら、
特に劇的に変化を感じているわけじゃないからどうかなとへんに配慮したりもする。

　バッチフラワーもそうだけれど、
ネガティブな感情を伴うときには劇的だけれど、
ポジティブな状態は、とても地味なのだ。

　ちょっと楽になったかな、
いまの自分のからだのささやかな変化を味わいながら、
いつか気づくと、そういえば～～～となったらいいと思うのだ。

　セラピストのできることはほんのわずか。

　少し別の扉を開けて、
風を通すことだ。

　その後、
お世話になっている恭子ちゃんにエサレンを。

　年単位でデトックス中の彼女の変化も面白い。

　バレエを始めてからふくらはぎの感じがずいぶんと変わったし、
ただ感じて、自分の手でだいじにしてあげることも、
自然とできるようになっていて、
その話がまた面白い。

　彼女は熱のひと。

　いつもどこかが熱い（笑）

　だから冷たいところはとても目立つ。

　肩甲骨の左右差の特徴だとか、
肩甲骨外側の筋肉の手応えだとか、
触れられたくない右足首だとか。
　
　これまでずいぶんと放熱してきたから、
だいぶ余熱な感じになっているけれど、
抜けきれない余剰エネルギーのゆくえは、
首や胸や背中に回っていたりする。

　だけどちゃんと出そうとサインしているのがほんとうに微笑ましい。

　まさに愛すべきからだだ。

　なんだか自分のからだが平行四辺形になってる気がする、
とか、いろいろな発見。

　わたしは二の腕にずっと触れていたかった。

　セッション後、
お白湯を飲みながら、
彼女とあるセラピストさんとの体験がとても面白かった。

　腎臓は感情も濾過する、
という言葉が印象的だった。

　つまりは、濾過できないとつまっちゃうのだ。
　それが怒りだとか憤り。
　もうつまりすぎると、恨みだけになっちゃうんだろうな。

　下のお部屋は子育てサロンになっていて、
友人のさおりちゃんに挨拶して（やっぱり顔のパーツがそれぞれ派手だ）、
バレエクラスへ。

　今日のテーマは、
おしりは開かない（苦笑）

　座骨はいつもからだの真下にあること。
　足（脚）をあげるときは、お腹のスイッチを意識してONにすること。
　鎖骨、肩はピンで留めておくこと（イメージです）

　これ同時にしてバレリーナは踊っているのね～～～

　あとは初心者クラスといえども、
股関節など柔軟になってきているので、
立ち位置も変化しているんだって。

　思ったより頭の位置が後ろになっていた。

　あぁ～～～
発表会であれだけ悩んでいたところが、
ちょっとできるようになってる～～～！！！

　相澤先生のクラスは、
毎回毎回発見の連続で、
今日はどんなことをからだが感じるのだろうとわくわくする。

　花巻にいっているときにふと感じたことなのだけれど、
自分の持っているもの、性質や感情や好きなものや希望や、からだや、
それらでおもちゃのように自分が愉しめたらいい。

　自分の持っているものを駆使して、
その一瞬を愉しめたら最高だ。

　満たされた一日、
最後は夕ご飯で家族のお腹を満たさなきゃ。

　今日も幸福な一日。

　誰に向かっていうでもなく、ありがとう。