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カテゴリ:裏札幌案内
2~3日の旅ならいいが、それ以上になると困るのが朝食。アジアなら早朝からでも新鮮な野菜や果物が食べられるが、日本や欧米ではそうはいかない。冷たいコンビニ弁当を食べるのがイヤなら、サンドイッチくらいしか選択肢がない。 それでも、ホテルの朝食ブッフェはまあまあだ。朝は6時台からやっているところもあり、宿泊客以外も食べられる。ランチブッフェとは比較にならない割高感さえガマンすれば、とりあえずバランスのよい食事をとることはできる。 しかし、それ以外となると大都市札幌でも厳しい。松屋やマクドナルドといったファストフード店か、二条市場や中央市場にある海鮮食堂しか選択肢はない。 200万都市札幌で、朝8時台にまともな朝食を食べられる場所は2ヵ所しかない。その一ヵ所がここ、道庁本庁舎の最上階にある「たかはし料理店」である。 写真は座席からの眺めと朝定食(350円)。道庁の中庭が広がり、右下には観光名所として知られる赤レンガの旧道庁のドーム部分が見える。ほかのメニューはだいたい600円台だが、この眺めを見ながらゆったり食べられる(朝はほとんど客がいない)のはお得感が強い。 ほとんどが女性スタッフでやっているようで、店の作りはなかなかセンスがよく、器もまあ気がきいている。料理は手作りの家庭的なよさがある。ただしホスピタリティを期待してはいけない。「ありがとうございました」や「いらっしゃいませ」といった言葉を聞くことはない。ここは北海道なのだ。 わたしが行ったときは、アジア系の、長期滞在者で常連客と思われる家族4人だけだったが、二日酔いの道庁職員がこっそりコーヒーを飲みに来るといった利用のされ方もしているようだ。 8時台から営業しているもう一軒は北海道大学北部食堂。ここの朝定食は300円で、やはり学生が主な顧客のためか「たかはし料理店」より内容は充実している。アラカルトも豊富。ニューヨークのデリのように、サラダは自分で自由に盛りつけて1グラム12円というシステム。 どちらも、観光客はおろか地元の人間でさえほとんど知らないが、北大くらい規模の大きな大学になると、各所に食堂があるだけでなく、ちょっと高級なレストランもあり、案外、穴場だったりする。 札幌の中心部は日本で最も人口密度の高い場所として知られている。ホテルの部屋が狭いのもそのせいだが、都心人口が増えることは確実。都心のマンションに移り住む高齢者は多いが、こうした人や出勤前のサラリーマンを対象にした「朝食ビジネス」はかなり有望ではないだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
July 7, 2010 05:53:07 PM
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