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カテゴリ:◇国産杉 商品製作事例など
春ですね。 我が家の庭に彩りが出てきました。 さて、このプランターは、この場所で使い始めて少なくとも10年目。 途中一度再塗装した記憶がありますが、メンテナンスを怠っているので、塗装もまだらにはなっていますが、まだまだ現役です。 私が店長をしているネットショップのWOODPROが、この4月で10年ですが、このプランターは、ネットショップオープンの時のラインナップにあったもので、すでにその時点で商品化されていた伝説のプランター。 (残念ながら、手間がかかりすぎるということで、7年前に廃番になりました) このプランターもおそらく、ネットショップができたときにはここにありました。 ちなみに、ウッドデッキも10年。 幕板の一部で傷んだ場所が出ましたが、その他はまだまだ使えそうです。 ウッドプランターの耐用年数をお客様から訊かれると、「目安は3年」と答えます。 確かに、私が使ってきたウッドプランターの中には、3年くらいでだめになったものもありました。 10年を迎えるプランターとだめになったプランターの違いはなんだろうか?と考えてみるに、一番重要なのは「地面に接しているかどうか」ではないかと思われます。 地面にプランターを直接置くと、地面から常に湿気が供給されます。 さらに、地面にいる数多くの菌類がプランターに上がってきて、活発に活動することから、早く腐朽してしまうのだと思います。 プランターには土が入っていて、日々水やりすると常にしめった状態にはなっていますが、腐朽菌の絶対量が違うことと、空気に触れやすい周囲の部分が比較的乾燥しやすいため、腐朽が進みにくいのでしょう。 木材を腐らすには三つの要素が必要です。 「水分・空気・温度」の三つ。 水分があっても空気がなければ腐らない。 空気があっても水分がなければ腐らない。 だから完全に水中にある杭は腐りにくく、家の中にある木も腐らない。 プランターにもこれは当てはまります。 プランターの中は湿気がいっぱいですが、空気が少ない。 プランターの外側は空気はいっぱいあるものの、すぐに乾く環境を保てれば腐りにくい、と考えられます。 そのため、空気の流れを確保するためにも、また、地面の雑菌をできるだけシャットアウトする意味でも、プランターの下にレンガを置いたりすることはとても有効だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/08/30 03:55:00 PM
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