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YADOKARI LLC の唐品さんにアポを取っていただいて、見学させていただけることになりました。 このMAKER'S BASEは、アマチュアでは持てない設備を置いて、本格的な作品が作れることが特徴です。 例えば、木工のスペースには、ろくろといって、材料を回しながら削る機械が何台もあります。 その他、木工所では定番の機械もそろっていて、どの機械も業務用のもの。 やはり、個人レベルのDIY用の機械というのは、どうしてもパワー不足や耐久性の不足は否めませんが、ここにある機械は、どの機械も結構年期が入っています。 おそらく、どこかの木工所で使われていた機械を中古で買われたのでしょう。 一方で、レーザーカッターや、3Dプリンター、三次元ルーターのようなハイテクな機械もあります。 また、アクリル板などの紙でない素材にも印刷えきます。 素材や手法の垣根を越えていろんなことができるので、作品の幅も当然広がります。 作業場の隅にあったものですが、麻雀パイ。 このは木工だけでなく、鉄工、彫金、陶芸、テキスタイルなど、幅広く「作り手」をサポートしています。 日曜大工というイメージではなく、かなり本格的な「作品」を作る人のためのスペース、といった印象です。 鉄工スペースのたくさんの金槌。 いろんな色の糸で刺繍をしてしまう機械。 ミシンも、生地によっていろいろ適正があるようです。 木工と彫金の組み合わせで、こんなものまでできちゃう。 DIY初心者というよりも、セミプロ級の人や、プロを目指す人をターゲットを応援する基地ですね。 驚いたのが、料金の安さ。 例えば一日場所を借りて、3240円。 一カ月だと、16200円。 基本的には、どの機械も無料で使うことができるというのですから、とってもお得。 お金に余裕のないクリエーターとしては、とっても助かりますね。 そんな料金で採算が取れるのかな?と素朴な疑問が湧きますが、どうも収入の軸はワークショップだとか。 エリアも六つに分かれているので、それぞれで一日に複数回のワークショップが行われ、どれも盛況だとか。 各ワークショップでは、資料もしっかりと用意して持ち帰ってもらうので、家に帰っての復讐も簡単だとか。 この、ワークショップの資料だけでも、大きな財産ですね。 ワークショップに来た人がモノづくりに目覚めて、こちらの会員になって、また、この場所でものづくりを始める、ということで、養成所でもあるのでしょう。 決してお洒落な空間ではありませんが、それだけに、「作業場」というモノづくりの場所としての、質実剛健な感じが伝わってきます。 モノづくりを志す人にとっては、ほんとにこの上なく貴重な場所。 まさに、MAKER'S BASE という名前がその本質を物語っているように思いました。 ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。 MAKER'S BASEの内部の模型です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/05/19 09:03:03 AM
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