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2023/03/15
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本日は、「透過異方性目隠しフェンス」のご紹介です。
なんじゃそれは?という感じだと思いますが、見る向きによって目隠し度(光の透過度)が変わるというフェンスです。
冒頭の写真は、お客様からいただいたお写真なのですが、いい感じで、花壇に光が差し込んでいるのがわかるかと思います。

お隣の敷地、あるいは道路と段差がある家というのは多いと思います。
その場合、正面よりも下側に向かって目隠ししたくなってきます。
こちらの写真は、見積段階でいただいたお写真を加工したものですが、ちょうど、玄関から出た瞬間に、下のお宅の掃き出し窓が目に入ります。

こちらからは見下ろす形になり、お隣からは、見上げる感じになります。
不用意に目があったりすると、お互いに気まずいこともありそうです。
ということで、ご要望は、「目隠ししてなおかつ、花壇にも光を入れたい」というものでした。

ということで、フェンスを設置した後の様子がこちら。
角度によって、わずかに見えますが、目が合うということはないくらいに目隠しされていますね。
なおかつ、お庭にも光が差し込んでます。

タネを明かすと、水平に見たときには目隠しになっていない、表裏の板の配置にあります。
通常の目隠しフェンスは、水平に見たときには向こう側が見えないように、前後の板を配置していますが、今回のフェンスは、あえて、ずらして、水平方向に見ると、向こう側が見えるように配置してあります。

ご提案の際に書いた図がこちらです。
桟木を挟んで、表裏の板をずらして配置することで、斜めに見下ろした時の光の透過度が変わってくる、という説明です。


ここからは少し分かりやすく、発送前に工場で撮った写真でご説明しましょう。
正面から見るとこんな感じで、向こう側がスリット状に見えます。
レギュラーの目隠しフェンスの場合は、向こうは見えません。

しかし、表側から見下ろすとこんな感じで向こう側は見えません。

逆に、裏側から見ると、こんな感じで、かなり広く隙間から向こうが見えます。
こちらが、お日様目線になりますね。

それからもう一つ。
こういった枠付きのフェンスを既存のフェンスに結束バンドなどで括りつけようとすると、枠の外側を回すようになるため、結束バンドが見えてしまいます。
それも恰好が悪いので、結束バンドを通すための穴加工を行いました。

内側から見るとこんな感じです。
フェンスの桟木を巻いて、穴から結束バンドを通すので、表側からは見えにくくなります。

静岡県のH様、ご協力、ありがとうございます!
ちなみに、奥に見えるウッドデッキも、WOODPROのデッキです。





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Last updated  2023/03/15 08:47:11 AM
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