鞍馬寺に行ってきました 前編
GWの話になりますが、初めて京都の鞍馬寺に行ってきました。そうです、鞍馬と言えば天狗ですね。詳しくは知らなくても、「鞍馬天狗」という言葉は、聞いたことがあるでしょう。ということで、叡山鉄道で「鞍馬」まで。秋には紅葉がライトアップされ、大人気の電車です。この時期は新緑の中を走っていきます。終点 鞍馬駅に到着。紅葉シーズンは大変な人ごみになるようですが、GW中でも、それほど人も多くなく、快適。気候もさわやか。鞍馬駅から鞍馬寺の山門まではすぐなのですが、ここから「九十九折(つづらおり)参道」という過酷な山道の参道となります。「『枕草子』で清少納言が「近うて遠きもの鞍馬の九十九折の道」と記した参道を登れば、山門から本殿金堂まで30分程の道のりです。」と鞍馬寺のHPにもあります。が、ここから山を越えて貴船神社まで行く予定なので体力温存のため、ケーブルカーに乗りました。本堂までで引き返すなら、ケーブルカーを使わずに歩いて登る方がいいですね。途中に、由岐神社などの見どころがいろいろあるようです。ケーブルカーが到着するのは、多宝塔前。まだ、八重桜が咲いてました。ケーブルカーで上がると、あとは大きな高低差がなく本堂まで。GWではありますが、人も少なく、新緑の中を散策できます。本堂の直前で、階段あり。ここを登っていくと本堂です。金堂の前には石を張ったサークルがあり、その中央に謎の△。なんと、ここが最強のパワースポットです。ここで深呼吸して、パワーをもらいます。ちなみに、鞍馬寺の狛犬は、「虎」です。鞍馬寺というのはちょっと変わったお寺で、「尊天」を本尊としています。「尊天」といっても聞きなじみがないと思いますが、鞍馬寺のHPによれば、「宇宙の大霊であり大光明・大活動体である 「尊天」を本尊と仰いで信じ、「尊天」の心を我が心として 生きてゆくことで、尊天信仰と言います。尊天とは、人間を 初め、この世に存在するすべてを生み出している宇宙生命・ 宇宙エネルギーです。」とあります。お寺で「宇宙エネルギー」なんて話が出てくるのは、なかなか怪しげな感じではありますね。その宇宙エネルギーの象徴として、月輪の精霊―愛=千手観世音菩薩太陽の精霊―光=毘沙門天王大地の霊王―力=護法魔王尊ということで、これを三位一体として「尊天」なのだとか。この中で、またまた聞きなじみのない「魔王尊」こそ、鞍馬山独特ものもで、なんと、650万年前に人類救済のために金星から鞍馬山に降り立ったのだとか。「鞍馬天狗」と言われるのが、この魔王尊です。ということで、この鞍馬山は、お寺ができる以前から神聖なる場所として存在し続けているようです。ということで、外人さんも宇宙のパワーを求めてたくさん来られてました。さて、ここから、魔王が降り立った場所とされる魔王殿を経由して、貴船神社に向かいます。続きは、あらためて。鞍馬寺の寺紋はヤツデ。天狗様が持っているうちわみたいなものですね。