外科病棟に勤務する30代の看護師さんが、
この半年間、禁煙に成功しています。 入院中の患者さんやご家族にとても人気の看護師さんで、 私も何度か取材させていただきましたが、とても優秀な方です。 自己規制の効く方だと私は見ているのですが、 看護というお仕事は、肉体的にも精神的にも連日ストレスのオンパレード。 月に7~8回は夜勤があり、睡眠トラブルにも悩まされています。 自分のたばこの煙が自らの健康のみならず、 周りにいる人々にも、受動喫煙のかたちで健康被害を与えることは、 「あなたに言われなくてもよくわかっている」と、彼女。 さまざまな禁煙グッズを次々と買い込んでは、 「よーし、今から禁煙するわよー」と、 これまで何度も禁煙に挑戦してきました。 ところが、短いときは数日で、もって2週間もすると、 「やっぱりダメ、我慢している方がかえってストレスになるから」 などと、禁煙断念のメールが届くのでした。 そんな彼女に高校時代からの彼がいることは聞いていました。 「いつかは彼と結婚しようと思っているし、母親にもなりたい」 と話してくれてもいました。 その「いつか」が現実的な話になったのは、 彼女のお父様に、 進行した肺がんが見つかったことがきっかけだったと言います。 「お前の花嫁姿をみたい」「孫を抱いてみたい」 かねてより父親から耳にタコができるほど聞かされてきた彼女は、 「よし、結婚して、孫を抱かしてやろう」 そう決心したそうです。 ただ、ずっと喫煙を続けてきた自分の身体は大丈夫なのか、 普通に妊娠して、子どもを産んで、きちんと育てていけるのか、 真剣に考え、職業上、あまり人に知られたくないからと、 自宅でできる遺伝子検査☟で健康チェックをすることに……。 申し込むと保存液の入った容器と申込用紙が送られてきたそうです。 その容器に唾液を入れて送り返して、待つこと約1か月、 送られてきた検査結果は、「おおむねホットできるものだった」。 でも、「緑黄色野菜をもっと摂ることと、妊娠に備えて禁煙を」 と、検査後には健康カウンセラーからアドバイスもあり、 「こんどこそ」と禁煙を決意。 それから半年、 始めの頃はイライラが治まらずこちら☟のお世話になったものの、 3か月が過ぎた頃から、 たばこを吸いたくてイライラすることもなくなっているとのことです。 「遺伝子検査をけることには、少なからず抵抗があったけど、 思い切って受けてよかった。 これまでの自分の生活を振り返るいい機会になった。 今では喫煙している同僚たちに、受けてみるようにすすめている」 そんなふうに話してくれた彼女は、彼との結婚の話も進んでいるようで、 嬉しいメールが届くのもそう遠くなさそうです。 ![]() 禁煙のご褒美に、彼がこちら☟をプレゼントしてくれたとのこと。 毎朝温かいスープを飲むことができ、身体が温まっているそうです。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.11.21 07:49:59
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