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Dec 10, 2012
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カテゴリ:改訂  上杉景勝
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「改定  上杉景勝」 (126)


 山城守が微笑を浮かべ杯で唇を濡らし、

「それがしはお屋形にあずけた命。お屋形の気持ちがそうなれば、ここは

重臣、諸将たちの意見も聞かねばなりますまい」

「・・・・」

 景勝は無言を通している。

「一同の者が合戦を望まぬとしたら、お屋形はいかがなされる。家康に

膝を屈しますか?」

 景勝が山城守の白皙の顔を見つめたが、胸中を秘している気配がした。

 その苦渋の思いは山城守には手に取るように分かる。無念と憤りが渦巻

いているに違いない。

 そうしたことを飲み込み、景勝が平静な声で命を下した。

「綱元、三十二の城代とすべての重臣、諸将を若松城に集めよ」

「はっ」  大石綱元が厳つい顔を引き締め部屋を辞していった。

 十月二十日、若松城で会議が開かれている。上杉家の今後の方針に

ついての会議で、一座は騒然となり激論が交わされた。

 降伏止むなしの派と合戦を容認する派が対立し、容易に議論がまとまら

ず、虚しい議論に終始した。

 一座の様子を無言でみていた山城守は、すでに意見が出尽くしたとみて、

滔々と語りだした。

「いずれも正論でござろうが、この山城にも決めかねる。ここはお屋形の

お考えをお聞かせ願い、上杉家の去就を決めては如何じゃ」

 山城守の言葉に応じ、景勝が剽悍な眼差しを一座に注いだ。

 本庄繁長、甘粕景継、水原親憲等の主戦論者は無念の形相で景勝を

見上げている。景勝にとり彼等の気持ちは痛いほどに理解できる。

「わしは己の生き様を曲げても良いと思うておる。家康ずれに膝を屈する

ならば、死に花を咲かせ見事に散ろうと考えたが、これはわし一人の我儘

じゃ。まずは我が家の存続を認めてくれるかどうかじゃ」

 景勝が浅黒い顔を引き締め、苦渋の決断を述べた。

「こたびの合戦後に改易された大名家は、八十八家におよんでおる。

 その上に厳封は三家もある」

 山城守が代わって言葉を継いだ。

「豊臣家も六十万石に厳封された。我が家が恭順と決しても、存続を認め

られることは、至難のことと思わずばなるまい」

 山城守の言葉に一座に重苦しい雰囲気が充満した。

「拙者は我が家と常陸の佐竹殿と連携し、我等、上杉家の戦法の烈しさ

を家康に見せつけとうございます」

 水原親憲が激越な言葉を吐いた。

「拙者も水原殿に同意にございます」

 真っ先に甘粕景継が賛意を示した、彼は主戦派の急先鋒である。

「佐竹家も移封の命を受けておる。出羽二十万五千石になられた」

「なんとー」

 山城守の言葉に両将が肩を落とした。

「水原、甘粕。これで天下は定まった。わしは合戦では家康にには絶対に、

負けぬ自信はある。だが、治世面では家康が一枚も二枚も上手と知った。

民のために我慢も大事じゃ、よってわしは徳川との和平の道を模索いたす」

 景勝が珍重な面立ちで断じた。

「お屋形のお考えが和平と決まれば、それがしにも考えがございます」

 山城守が全知全能をかたむけた考えを述べ始めた。

「下野に居られる結城秀康さまとは昵懇の間柄じゃ。彼の人は家康の次男

で太閤殿下の養子にござった。それがしは秀康殿にすがろうと考えておる」


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Last updated  Dec 10, 2012 10:04:12 AM
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