皆さんはナンバ歩きというのをご存知でしょうか?
末續慎吾が2003年の世界陸上で3位に入った時に、
「ナンバ」を走りに取り入れたということで「ナンバ」は
注目されました。
「ナンバ」とは日本古来の右手と右脚、左手と左脚を同時に出して
進む動きです。
相撲取りが中腰で進むときとか阿波踊りなど「ナンバ」ですね。
一説によれば、江戸時代までの日本人はこういう歩き方を
していたともいうのですが、それはないのでは?
この動きを末續は走りに取り入れたというのですが・・・
普通に走っています(*^_^*)
それはさておき、ある動画を見ていてこの「ナンバ歩き」
というのが面白いと思い、いろいろと調べました。
古武術家の甲野善紀の動きなど、前後左右に流れるように動いていますが
とてもではないが再現できない(ーー;)
歌舞伎か狂言のような歩き方をしている方もいますが、これも無理。
他の動画では、何故か、手を上下に振りながら歩く人が多いですが
(練習用というのはわかっていますが)
こんな歩き方では違和感がある(*^_^*)
普通に歩く人はおらんのかい!
ということで、自分でやってみました。
足に合わせて、手を前に出しながら歩く。
ぎこちないですが、慣れてくると「ナンバ」というのは
手の動きではなく腰の動きに特徴があることがわかる。
足の動きに合わせて、腰を動かすと、自然に手は
足の動きと同じように動く。
なかなか難しいが、公道で普通に歩く時もやってみる。
無意識になると、手足が逆になる普通の歩き方に
なってしまうが、意識をしっかり持てばなんとかいける。
それから2か月余。
外へ出るときは「ナンバ歩き」をしています。
ナンバ歩きを行うと、普通の歩き方は
手と足を逆に出すことによって、振っている手の反動と
腰のひねりを使って歩いていることが実感できます。
さて、ナンバ歩きにはどのようなメリットがあるのでしょう?
ナンバ歩きのメリット
1 膝・腰に優しい(と思われる)
これは普通の足踏みとナンバの足踏みをやってみればわかる。
普通の足踏みは腰が左右に動くし、足の蹴りも大きい。
つまり、地面から受ける衝撃がナンバの方が小さく、
腰を左右に振らない分だけ、腰にも負担が小さい。
ような気がする。
2 筋力がつき、股関節が柔らかくなる(と思われる)
普通の歩き方は振った手の反動と体のひねりを使うが、ナンバは
それが使えないので、必然的に足を前に出さないと進まないし
普通の歩き方より筋力を必要とするので鍛えられる。
3 和服の場合には、裾が乱れにくいといわれる。
4 多分、脳トレにはなるので、ボケ防止になるかもしれない。
一方、ナンバ歩きのデメリットは
1 遅い
反動とひねりを使えないので、歩幅が大きくできないし
早く動かすことも難しい。
また、ナンバのまま、走ることは無理。
2 バランスが悪い
一歩足を前に出した状態で、手を前後に振ってみると
わかりますが、前に出した足の側の手が前にある状態(つまりナンバ)
では、明らかに不安定に感じる。
公道を歩くときは、すぐに横へ避けられない恐れがあります。
(古武道の抜きという技をマスターすれば、大丈夫そうですが)
3 不審者に見える
ナンバで歩いていると、不審者と誤解される可能性がある。
こうやって書いてみると、普通の人にはナンバ歩きのメリットは
それほど大きくないような気がします(*^_^*)
ただ、私にとっては膝・腰に優しい歩き方というのが
大きなメリットです。
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