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カテゴリ:雑感
今日のスポーツ誌等でトリノ五輪出場となったことが載っていましたが、泥酔騒動などは別にして選考大会でその選考基準を満たすことができなかったのに、「過去の実績を評価して強化コーチの推薦で代表入りが決まった」とのこと。
これって、どうなんでしょう? この選出で思い出したのが、92年のバルセロナ五輪の時の女子マラソンの選考選出です。同五輪の代表選考レースを兼ねた92年の大阪国際女子マラソンで小鴨由水選手、松野明美選手が1,2位。その前年の世界陸上銀メダルによってすでに代表に決定していた山下佐知子選手の3人が代表確実と思われていました。 しかし、ここで陸連が不可解な行動にでた結果、選ばれたのは山下選手、小鴨選手と山下選手が銀メダルをとった世界陸上で4位だった有森裕子選手だったのです。松野選手なんか、異例の記者会見まで開き、陸連に対して「私を選んで下さい」とアピールしたのに・・・。(これはやりすぎかと) これに関しては、当時いろいろと言われていましたけど、一番問題だったのは「選考基準ってなに?」ということです。 「このレースを五輪選考とします」っていうなら、いくら過去に実力があってもそのレースで勝負に負けてしまえば、いくら言い訳しても仕方ないはずなんです。だって、そのレースに勝とうとする人はそのレースにあわせて調整してくるわけで、負ければ調整不足。それも実力と運なんですから。 確かにバルセロナ五輪の時は、有森選手が銀メダルを獲得しましたが、だからといってすっきりとした気分にならなかったのを覚えています。 さて、今回のトリノ五輪選出も競技こそ違えどバルセロナ五輪と同じようにすっきりとしない選出ですね。だって、トリノ五輪の選考大会でいい成績を残している人が里谷選手が選出されたために、出られない人もいるわけでしょ。その選手も五輪目指して調整してきて、いい成績を残しているのに、不明朗な選考基準で出られないんですから。 ましてや、里谷選手は成績的には全然ダメだったんでしょ。それを選んでおいて、「本番でメダル取れば、雑音も消える」とでも思っているんでしょうか。バルセロナの時のように・・・。 私は出場する選手にはもちろんがんばってほしいけど、不明朗な選考基準で選ばれた選手をいくら日本代表だといっても、素直に応援できませんね。 「日本人なのに、応援しないとは非国民だ」と言われても、選出されなかった選手のことを考えれば、やっぱり応援できませんね。 ファンの方すみません。 私は素直じゃないので、こんなこと書いてしまいました。 気分を害された方、すみません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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